| 朝の光景 |
| エンジュ | の | 村 | の広場 |
| 朝美 | / | あやめ | 小6 |
| 「リリーン、リリーン。」 |
| 「うーん。ファー、おはよー。まったくおかあさんまだ寝てるよ。」 |
| 私の朝はいつも憂鬱な気分で始まる。いつもというかこのごろはわたしのほ |
| うがはやくおきるのでだいどころはシーンとしている。このしーんとしている |
| くうかんはわたしにはとてもさびしくかんじる。でもカーテンをあけるとまだ |
| くらくて電気をつけないとおくまで良く見えない。だがおかあさんの起きてく |
| る時間になるとそともとても明るくなっている。 |
| 私は学校に行くのに時間がかかるので毎朝ちょっとしたゲームをしている。 |
| (これはわたしだけのひみつだからだれにもいわないように) |
| わたしがえきにいくまではずっとまっすぐなみちなので前にいる人を何人お |
| いこすかを決めて例えば六人だったら前にいる人をえきにつくまでにろくんに |
| んぬかしていく。くだらないようだけれどもわたしはこれのおかげ |
| で走るのが早い。マラソン選手のように長距離をはしるわけではないからち |
| っとも疲れないし寒い日には空だがとてっもあったまるので私のちょっとした |
| 楽しみだ。 |