| 挑戦ちょうせんチョウセンTYOUSEN |
| イチゴ | の | 滝 | の広場 |
| 拓馬 | / | ねき | 中3 |
| 基本的に、生物は常に挑戦している。それが当然の姿である。しかし、昨今 |
| の人間は挑戦をできるだけ回避するように、また、周りはできるだけ回避させ |
| るようにとしている傾向がある。これでは、人の進化は望めないのではないか |
| 。本当に、挑戦を放棄して、人類は生き残れるのだろうか。我々はまだまだ挑 |
| 戦しなければならない事が残っているのではないか。だから、もっと挑戦して |
| 生きていくべきである。 |
| そのためには第一に、自信が大切なものとなる。自信がなければ、何かに挑 |
| 戦することもできない。では自信をつけるためにはどうするか。答えは、実力 |
| をつけることである。実力がつけば、目標達成に一歩近づける。そうすれば、 |
| 必ず自信がつく。私も合唱コンクールの伴奏を任されたときは、「結構難しい |
| な…やっぱやめようかな…?」と思ったが、練習しているうちに実力がついて |
| いき、本番当日は自信満々で望むことができ、おかげで最優秀伴奏者賞までと |
| ってしまった(自慢)。 |
| 第二に、今日の集団主義的学習現状に目をむけてみる。公立の小学校では、 |
| みんながある程度のレベルになるように「出るくいは打たれる」のが当然とされ |
| 、その年代で博識に分類される子供達には、決して前に出ようとしないように |
| 仕向ける。これでは、知識欲が貧困になり、挑戦心が失われるのも無理はない |
| 。かのエジソンだって、挑戦心がなければ、あれだけすばらしい発明の数々は |
| なかったであろう。 |
| 確かに挑戦をしないことも大切なことである。今、目の前に99%の道と、1% |
| の道しかなくて、どう転んでも後がないときは、前者を行くべきである。しか |
| し、もしそのときまだ時間や気持ちに余裕があれば、少し、場合によってはか |
| なり努力をして、1%をより確実なものとして、挑戦をしてほしい。「自分が |
| 考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きた |
| とおりに考えるようになってしまう」というとおり、自分の考えを持ち、その |
| ためにたとえ1%でも挫けないことが大切である。最後に死ぬときに、自分は決 |
| して人に人生をあずけないで、常に挑戦して生きてきたと胸を張っていえるよ |
| うになろう。 |