| 「里山を歩いていると」を読んで |
| エンジュ | の | 村 | の広場 |
| 寛子 | / | こた | 小6 |
| 村のあちこちに立てられた看板が目ざわりです。看板には、「駐車禁止」と |
| か「ごみを捨てるな」とか、「私有地につき立ち入り禁止」とか、「山野草の |
| 花をつむな」とか、そして「山野草の採集は窃盗罪」とまで書いてあります。 |
| 何か殺伐としています。里山をきれいに維持している村の人びとにとって、ハ |
| イカーのマナーの悪さは目にあまるのでしょう。 |
| 野生動物たちにとっていちばんいいのは緑のコリドーです。野生動物の脅威 |
| になる野犬や野良猫を作り出さないことも必要でしょう。そして、野生動物と |
| の本当のつきあい方を私たちがしっかり知ることです。 |
| この話を読んで、一番はらだたしいのは、人びとが自然を育ててくれている |
| のに、周りの人は平気でごみを捨てていくという所です。なぜかというと、こ |
| の話を読みながら、言っている事をイメージしてみると、人間の手によって自 |
| 然は作られているのに、その自然をうばっているからです。 |
| 私はこの前、一年A組の教室を掃除したことがありました。私はやっぱり一 |
| 年生は、一番最初の学年なので、この部屋はきれいにしてあげないとなと思い |
| 、みんなでとてもきれいにしてあげました。でも、その日は三時間目が終わっ |
| て一年生が帰った後、私達が教室に入ってみると、お弁当のごみや、ティッシ |
| ュのごみなどが、たーくさんあって、私達は、 |
| 「昨日あんなにきれいにしたのに」 |
| といいました。でもこのときに私は、やっぱり、私達も一年生のころぜんぜ |
| んこの教室を掃除してくれる人のことなど考えずに自分の教室だと思い込んで |
| ごみを落としていたんだなあと思いました。でも私は、やっぱり、里山の人々 |
| だけが自然を育てていくのではなくて、私達も一緒に協力すれば、そんなに大 |
| 変なことではないと思います。 |
| こた おおかわら ひろこ |