| いっぷく・・・。 |
| アジサイ | の | 道 | の広場 |
| ひまわり | / | あなつ | 高1 |
| 我々は「流れる」時間と「積み重ねる」時間の双方を交互に体験する事になっ |
| ている。 |
| 「流れる」時間については、放っておいても体験できるし、むしろそれに呪 |
| 縛されている感が強いのだが、「積み重ねる」時間については、我々自身が意 |
| 識し、工夫しなければ体験できないことになりつつあるのではないだろうか。 |
| こうした感じが強いのは、「情報化社会」というのと無関係ではないかもしれ |
| ない。 |
| 私達の集中力は50分くらいだと先生に言われた。まったくそのとうりで、 |
| 長い間ずっと勉強したりする事はできない。なんでも短い休憩をいれた方が効 |
| 率はアップする。このように「積み重ねる」時間というのは必要不可欠なのか |
| もしれない。 |
| しかし現代人はどうだろうと考えると、しっかりと「積み重ねる」時間とい |
| うものをもっているだろうか。そんな時間をもつものはとても少ない。私なん |
| て、暇があればすぐそこにあるテレビを見てしまう。分らない事があってもす |
| ぐ電話で誰かに聞けば良いのだ。こうしたものの発達は自分から作ろうとする |
| 「積み重ねる」時間というものを奪っている事になるのだ。 |
| 「流れる」時間ばかりを過ごしていたらかなりつまらないだろう。まあ時に |
| まかせれば勝手に体験できるから楽ではあるが…。しかしそれでは酸欠状態と |
| なり脳が使いすぎで |
| にぶくなってしまう。やはり人間は休んでボーっとした時間を過ごすべきで |
| ある。 |