| オープンに!! | 
| アジサイ | の | 道 | の広場 | 
| Lisa | / | あいす | 高1 | 
| 近ごろいじめが社会問題として、取り扱われるようになってきた。しかし、 | 
| いじめは昔からあったはずだ。なぜ最近になっていじめが社会問題としてとり | 
| あげられるようになったのだろうか。それは、「管理されたいじめ」を体験す | 
| ることがなくなってきたからといえる。この「管理されたいじめ」とは、先輩 | 
| 、後輩との関係、または兄弟がいることによって体験できるものだ。しかし、 | 
| 一人っ子が多くなり世代間関係に対して無知になってきた。このことによって | 
| 、いじめがエスカレートしてきているのだ。また、学校では、あいまいに競争 | 
| をなくそうとしている。しかし、競争をなくそうとし、生徒の順位を確定しな | 
| いということは、いじめをなくせるようにみえて、活発化させているのだ。 | 
| これからのいじめをさらにエスカレートしないためには、競争の利点を生か | 
| すことが大切だ。競争をさせることによって、強者と弱者に分けられる。しか | 
| し、ある分野で弱者である人も、ほかの分野では強者に位置することが出来る | 
| 。このことは誰もがあてはまることである。よって、誰もが強者と弱者に位置 | 
| するのであり、常に弱者、常に強者という人が存在しなくなる。いじめは、常 | 
| にいじめられる人、いじめる人に分けられているものなので、様々な面で競争 | 
| が盛んな社会では、いじめはエスカレートしにくい状況にあるのだ。例えば体 | 
| 育が得意で、音楽が苦手な人、このような人は体育の授業ではいじめる側に位 | 
| 置するが、音楽の授業ではいじめられる側に位置するといえる。両方に位置す | 
| るからこそ、両方の気持ちが分かりいじめはエスカレートしないのだ。 | 
| また、学校でもオープンに競争させることが望まれる。先ほども延べたよう | 
| に、現代の学校では中途半端に競争をなくそうとしている。しかし、受験勉強 | 
| のように基本的で単純な競争はさせている。これでは、生徒は競争に勝ってい | 
| いのか、よくないのか分からなくなってしまう。生徒全員に同じようにチャン | 
| スを与え、その中で競争させるということは大切なことなのだ。たてまえだけ | 
| の平等では、いじめはどんどんエスカレートするだけだ。 | 
| 確かに、みためが平等であれば、健全な社会にみえる。しかし、みためだけ | 
| が立派であっても中身の解決法にまではいたらないということは確かなことだ | 
| 。昔はいじめも競争もオープンに行われていた。だからこそ社会問題にまでは | 
| いたらなかったのだ。無理に平等にしていると、いつか無理がくることは確実 | 
| だ。それが、いじめの場合自殺や殺人に価するのである。この世に競争やいじ | 
| めをなくすということは不可能である。良い形でいじめや競争を存在させるこ | 
| とが、今の社会には求められている。ならば、競争やいじめを隠そうとせず、 | 
| オープンにさせることが大切だ。 |