| 自分らしさ |
| イチゴ | の | 池 | の広場 |
| 玲子 | / | あたゆ | 中1 |
| 日本人の生活は、社会的公的な場面では、西洋化を努めて取り入れ、家庭に |
| 戻ると服装から食事まですべてが日本式になり、外国文化は応接間と称する来 |
| 客用の特別な部屋に限っておく場合が多かった。それを可能にした要因の一つ |
| は、日本に漢字という便利な言語手段がすでにあったことなのである。あらゆ |
| る面で伝統的な日本文化とは異なる欧米の文化を、明治の開国とともに一気に |
| 、しかも広範囲に輸入し消化するとき、高度の文化文明を簡潔に表現する力を |
| すでにもっていた漢字という言語要素が日本にあったということは、幸運なこ |
| とを言わねばならない。 |
| つまり、すべてをそのまま吸収するのではなく、まったく気にしないのでも |
| なく、自分なりに考えることが必要である。すべてを人任せにしてしまうと、 |
| 自分らしさがなくなってしまう。けれど、反対に人の言う事をまったく聞かず |
| 自分だけで物事を進めていくと、楽しい事も一人だけになってしまう。 |
| いい事は、すべて真似をするのではなく、いい所取りつつ、自分らしさを大 |
| 切にしていくことが必要だと思う。 |