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怜 | 
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あもい | 
中3 | 
| 生命とは、何かのことで一瞬にして消えていってしまうのである。 | 
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   これ以上大事な物はないと信じて大切にしていたものでさえ、一瞬にして離れ去り、二度と戻ってくることがない。人生では、そういう事が起こる。そう | 
| いう一瞬があるのである。それは、あたかも、私達の油断の時を狙いすませていたかのように、突然やってくる。アッと思った時は、もうどうしようもない | 
| 。 | 
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   私達は「死」を免れない。私達は必ず、予測できない「死」を経験するのだ。いくら、健全でも、もしかしたら明日、交通事故で死ぬかも知れないのだ。 | 
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   私の五才の誕生日プレゼントは、猫だった。当時、兄弟のいなかった私は、その猫にモモ太と名前をつけ、とても可愛がった。ところが、飼い始めて三年 | 
| 目のこと。私は、いつものように、朝起きてすぐモモ太のカゴの所に行って、「モモ太!」と呼んだ。しかし、その日はいつもと違って、一回呼んだだけで | 
| は、起きてくれなかった。が、二回、三回と呼んでも起きない。なんでだろう?と思いながら、ダッコしようとモモ太の体に触れた瞬間、頭の中が真っ白に | 
| なって、硬直してしまった。考えもしなかったモモ太の「死」が突然やってきたのだ。まだまだ大丈夫だと思っていたのに……。モモ太は、私から離れ去っ | 
| てしまった。 | 
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   モモ太は病気だった。私は全然気付かなかった。あまりにも、突然の「死」で、その時のことは『ただ悲しい』としか覚えていない。 | 
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   私の「死」もいつくるかわからない。今晩かもしれないし、明日かもしれない。五十年後まで来ないかもしれない。私達は、自身の「死」を予測できない | 
| のだから、死や苦痛から目をそらさず、直視して、毎日毎日、この一瞬を大事にして、充実した日々を過ごすことが大切だと思う。 | 
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