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|   | あなたがたはとくと | 
|    | アジサイ | の | 泉 | の広場
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|    | 友葵 | / | あしも | 小5 | 
| あなたがたはとくと  2001・10・16 | 
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   機械によらなければできない品物があるとともに、機械では生まれないものがかずかずあるわけです。ほうぼうでめぐり合った手仕事による品物 | 
| は、それがどんなに美しい場合でも、一つ一つとして作った人の名をしるしたものはありません。こういう職人は、自分の名をほころうとするので | 
| はなく、正しい品物を作るそのことに、もっとほこりがあるのです。 | 
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   この前、学校で伊賀焼を作った。何を作ったかというと、『どんぶりセット』だ!どんぶりと蓮華の事だ。まだ、焼き上がったのを、見た事はな | 
| いけど、きっと少しゆがんでいて、ぼこぼこしていて、この世で一つしかないだろう。それを真似しても誰も真似できないと思う。たとえ、『どん | 
| ぶりセット』を作った、張本人の私でさえ(笑)…。 | 
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   でも、世界で一つしかできないから、手作りというものは素晴らしいものなのだと思う。 | 
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   たとえゆがんでても、手作りの品物を見ると、まるでお風呂に入った様に、心が和む。その理由はきっと、その品物を心の込めて、時間をかけて | 
| 丁寧に作っている、という事が品物にあふれ出ているからだと思う。機械では、一つ一つ丁寧に、作っていないからそんなに心が和まないのだ。 | 
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   この前、お母さんが食パンを作ってくれた。どこかのお店で買って来たパンの方が味は良かったのかも知れないけれど、私にしては、この世で一 | 
| 番美味しい食パンだった。ほっかほかでやわらくて、あの長い食パンをそのままで、お母さんと二人で、その日の内に食べてしまった。 | 
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   そのパンも、『私の為に。』という事で作ってくれたから、とってもとっても美味しく感じたのかも知れない。 | 
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   手作りというものは、私達の心にゆとりや優しさをもたらせてくれる、素晴らしい技術だ。 | 
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