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|   | おいしかったケーキ | 
|    | ウグイス | の | 村 | の広場
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|    | 美佳 | / | いうわ | 小6 | 
| 今日、家庭科クラブでケーキを作った。ケーキといっても生クリームをぬり、フルーツを盛りつけるだけだ。ケーキの生地は、普通のロールケーキ | 
| 。私の班の人は、全員6年1組の人が4人集まった班なので4等分する前に担任の先生の分を切っておくことにした。 | 
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   先生の分のケーキを作るなかで、一番楽しかったことは、生クリームをぬったり、フルーツを盛りつけたりしたことだ。最初に生クリームをぬっ | 
| た。生クリームは量が結構多かったので、たっぷりぬることにしました。生クリームをぬりおえると、次はチューブに生クリームを入れ、星のよう | 
| な線が入った生クリームをケーキにのせた。その時、先に自分たちのケーキに生クリームをトッピングした時に、市販のケーキみたいな生クリーム | 
| の飾り方をしたので、せっかく自分たちでトッピングしたのにつまらないなと思ったので、工夫をこらすことにした。それでみんなで決めた飾りは | 
| 、先生の名前の「じろう」と生クリームでかくことになった。私は、うまくかけるかな?特に「ろ」という字はクリームでかくには難しいだろうな | 
| と自分でかくわけではないのに少し心配だった。案の定「ろ」という字は少し不細工になった。まるで蛇のように思えた。これはこれで変わってい | 
| て面白いと考えることにした。すると、フルーツをのせることにしていたのを思い出した。私たちは字がのっていないはしのほうにフルーツをのせ | 
| た。案外きれいに見えた。それまで、ずっとまな板の上で作っていたのでできあがった先生のケーキをアルミホイルで作った変なお皿にうつそうと | 
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   「ぐちゃっ」 | 
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   と、ケーキをお皿にうつそうとした友達Aちゃんがテーブルの上にケーキを落としてしまったのだ。その友達は、 | 
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   「あっ!!」 | 
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   と言った口のまま少し笑いながら固まっていた。少しその姿はおかしかったけれど、大変な事になってしまった。すると、もう1人の友達Bちゃ | 
| んが、 | 
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   「包丁なんかで持ってるからや!!」 | 
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   と、ふざけながら言いました。もう1人の友達Cちゃんも、 | 
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   「もうこのケーキは終わりじゃ!何しとんねん、ボケ!!お前のケーキとかえろ!!」 | 
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   と、言っていた。すると、ケーキを落としたAちゃんは、 | 
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   「えー、いやや。このまま持っていけばいいやん。」 などと、言い出した。するとCちゃんは、 「お前が落としてんやろが!!責任くらいと | 
| れよ!!」 | 
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   と、言った。するとAちゃんは、 「じゃあこれは?これやったらいいで。」 と、先生のケーキの2分の1の大きさのケーキを指さした。 | 
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   すると、Cちゃんはまたふざけながら、 「おまえ、あいかわらずせこいな!!そんなん落としたおまえが2分の1得してるやんか!!」 と、 | 
| 言った。そして、決まったことは、みんながいっぱいさわったように見える落ちたケーキを先生にあげることになったのだ。フルーツは、洗えるの | 
| で洗った。生クリームは、「じろう」と一生懸命かいたのも、消えてしまったので、そのたっぷりの生クリームをケーキに全部ぬった。すると、と | 
| てもさみしいケーキになりそうだったので、私はフォークでケーキ全体に線を入れることにした。私は、これは、コロンブスの卵だと思った。フル | 
| ーツをのせると、生クリームだけでも少し汚かったケーキがもっと不細工になった気がした。 | 
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   そのいろいろあったケーキを先生に持っていった。すると先生は、何か仕組まれていると思ったのか、 「友達にあげたらええやん。」 と、と | 
| ても嬉しそうに何回も言うのだ。私は、あー、嬉しいんだなぁと思い、嬉しかった。先生は、仕込んでないからと言うと、嬉しそうに食べてくれた | 
| 。だから、いくら不格好でも、気持ちがこもっていれば相手に伝わるものだ。 | 
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