| ふだんから私たちは |
| イチゴ | の | 谷 | の広場 |
| 幸子 | / | あさも | 中2 |
| ふだん私たちは、コインを丸いものと見なしている。そして、百円玉、十円 |
| 玉などと言う。コインは、うす-い円柱の形をしているということは、誰でも |
| 承知している。「コインってどんな形?」と聞くと、おそらく百人中、九十九 |
| 人は「丸い。」というだろう。 |
| 今日の人間どもはみんな、一面的なところしか見ていない。しかし、さっき |
| の丸いと答えなかった一人、彼のような人間が、例えば非常に今日の中学生に |
| 憎まれる存在となっている負の数、無理数、etc…を発見してしまうのである |
| 。彼らは柔軟に物事を見ることができるのである。確かに彼らは中学生にうら |
| まれるが、私だったら、零より小さな数なんて、有るかどうかさえ考えなかっ |
| ただろう。 |
| しかし、多面的だと、優柔不断になる。「あれもいいなー」「あーこっちも |
| いいなー」ってな具合に。一面的だと、決断が早くなり、自分がいいと思うこ |
| とをすぐ行動にうつせる。「善は急げ」ってゆーしねえ。 |
| 確かに一面的な面も多面的な面も大切である。だから私は、適当に一面的に |
| なったり多面的になれたらいいと思う。 |