| 一番近くの秘密基地 |
| オナガ | の | 泉 | の広場 |
| しっぽ | / | ほし | 小5 |
| 「ごーろごろごろごろごろぉー。」 |
| 私は今、転がっている。秘密の場所で…。その秘密の場所は、一日に一度は |
| 行っている。いや、嫌でも行ってしまうというほうが正しいだろうな。だって |
| 、その秘密基地は、私の部屋にあるんだもん。 |
| 私の部屋には、人が二、三にんねころぶことのできるほどの広さの屋根裏部 |
| 屋がある。そこが、私の秘密基地。そこには、ぬいぐるみや、遊び方の本、そ |
| れから、おえかきちょうまである。屋根裏部屋まで行くには、部屋に入ると、 |
| すぐに見当たる、はしごをのぼるだけだ。その上から見る、自分の部屋は、ま |
| るで、小さな人形のせかいのようだ。いつもそこに来ると、わくわくしてしま |
| う。友達が遊びに来た時、この部屋を見せたら、ほめてもらって、ますます好 |
| きになった。 |
| 今度は、もっと、すごい秘密基地をつくろうと思う。 |