| 粗末にしないで!! |
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| インドではほうぼうの町角で自転車の修理屋を見つけた。自転車はインドで |
| は貴重品であり、日常生活の重要な道具だから、そういう店は、どこでもはや |
| っていた。靴でも自転車でのタクシーでもバスでも、実際徹底的に修理し再生 |
| して、とことん使いきるらしかった。限りある地球上の資源を、一方は富にま |
| かせて不必要に浪費し、一方はどんなものでもとことんまで使い切ろうとする |
| 。快適な生活の追求はしばしば贅沢域を接し人間に本来の生の姿を忘れさせる |
| のではないか。ともかく現日本人がおごっているのは確かなようである。 |
| 日本人は、物を粗末にしすぎている。例を挙げてみよう。 |
| 1993年、日本の米が冷害にあい、米の生産量が急激に減り、タイから米を緊 |
| 急輸入したそうだ。しかし、日本人は、タイの米を、 |
| 「こんなまずい飯を食えるか!!(想像)」 |
| といったそうだから、驚きだ。 |
| それと、もう一つはいい話しを…。 |
| 僕の友達の小井戸君は鉛筆を、3~2cmになるまで使い、消しゴムも細か |
| い、いわゆるちびちびマニアなのだ(笑)。 |
| 僕が、鉛筆ホルダーを貸したが、それからそれから数分後… |
| その鉛筆ホルダーは、僕の手元――筆箱の中にあった。小井戸君は、 |
| 「短い方が使いやすいや。」 |
| といって返してきたのだ。しかし、僕は彼の物を大切にしようとする心がけ |
| に感心し、僕も大切に使ってみるようにした。」 |
| 後悔先に立たず。日本人がこんなに無駄使いしていると、何かしっぺ返しが |
| 来るに違いない。 |
| インドの人が物を大切にし、日本人が無駄使いをしていることがわかった。 |
| 僕は、小井戸君のように、無駄を無くしたいと思った。 |