| ヨーロッパと日本 | 
| イチゴ | の | 谷 | の広場 | 
| 哲也 | / | くさ | 中2 | 
| ヨーロッパの文化は独立的で強く頼もしい。その長所が同時に短所も伴って | 
| いる。強い市民意識は、非常にせま苦しく、自己満足的で利己的だ。日本はヨ | 
| ーロッパの文化をそのまま取り入れるのではつまらない。新しい文化を築こう | 
| 。 | 
| アメリカの人々は、子供の頃から靴磨きや、車洗いなど自立して働いている | 
| らしい。それに比べ日本は、高校生になってもアルバイトを禁止する高校もあ | 
| る。そのため日本人には甘えがあるのかもしれない。 | 
| しかし、その甘えが優しさにもなっているのだろう。よく耳に入ってくる教 | 
| 室での会話として「あっ、教科書忘れた。貸して。」「いいよ、ハイ」という | 
| のを聞くだろう。ここに日本人の優しさがある。昔話「桃太郎」でもイヌやサ | 
| ル、キジの助け合いがあって鬼退治が成功した。 | 
| 「短所をなくす一番よい方法は、今ある長所を伸ばすことである」という言 | 
| 葉があるようにヨーロッパ式の「自分自身の自立」や日本式の「お互いの助け | 
| 合い」も大切だが、結局一番重要なのは、今ある長所を思いっきり伸ばし、短 | 
| 所をなくすことだ。 |