| イッポ |
| ウグイス | の | 泉 | の広場 |
| 信長 | / | あえほ | 小5 |
| ひとのことを読んでいるのではない。われわれのことを読んでいるのである |
| 。 |
| 書物を読むことにはこのような利益がある。ところでわたしが、これから書 |
| 物を読もうという 若い人たちに勧めたいことが一つある。それはこういうこ |
| とである。気に入った書物にでくわした |
| ときには、一度読んだだけでよしにせずに、二度三度とくり返して読んでほし |
| い。二度三度とくり返して読みたくなる書物、それはきっとそれだけのよさを |
| 書物を読むことにはこのような利益がある。気に入った書物にでくわした |
| ときには、一度読んだだけでよしにせずに、二度三度とくり返して読んでほし |
| い。二度三度とくり返して読みたくなる書物、それはきっとそれだけのよさを |
| もった書物である。 |
| 孔子は、書物を読むことの利益を、初めて説き示した東洋人であるといって |
| よい。 ところで、孔子は易を読んで、韋編三絶したということが、その伝記 |
| に見えている。 |
| 人にとって一番いい本は何だろう。想像上の物語だろうかあるいは伝記であ |
| ろうか又はマンガというのもある。しかし僕の場合は歴史のお話しである。し |
| かし何にしろ、本を読むことには、利益がある。ナポレオンや孫悟空になる気 |
| づかいはいっそうないから、 |
| そうした書物を読むことは、人生になんの役にもたたないという人もあるかも |
| しれない。しかし結局われわれのことを読んでいるのである。 |
| 僕は三年生ごろの時、はじめて図書の時間があった。その時棚にぶつかって |
| 一冊の本が、落ちてきました。そしてその本は、傷んでしまって僕も傷んでし |
| まってしかしそれを隠すために対して面白くもない本を借りなければならなく |
| なり結局損をした。その本の名前は三国志あのマンガでおなじみのはなしであ |
| る。しかし僕の落とした三国志は文庫本であった。たまたま前編であるのと僕 |
| が漢字を読めたことが功を奏し本が一応最後まで読めました。すると面白い。 |
| それから僕はまた後編を借りた。そのうち漫画を読みたくなりシリーズが終わ |
| ると日本のシリーズをそして世界のシリーズへ。千里の道も棚からぼた餅の一 |
| 歩から。 |