| 自分の人生 |
| エンジュ | の | 村 | の広場 |
| エガ | / | てせ | 小6 |
| 人は生まれながらにもっている性格があるね。 |
| しかし、その人の経験と努力で、ある程度変えることができる。また、人は生 |
| まれながらにもっている資質というものがある。こちらのほうはうっかりして |
| いると気づかないもので、自分の資質がどういうものなのかなかなかわからな |
| この資質は、ちょうどその人だけの泉のようなもので、だれでもがすぐれた |
| 資質をもっているのに、一生かかっても掘り当てられない人がいる。若い君た |
| ちは、自分のすばらしい泉がどこにあるのか、さがしている時期だ。大いにい |
| ろいろのことをやって、さがしたらいい。そして、ちょうど釣りをしていると |
| きのように、コツンと当たりがあったら、そこに君がかくれているのだからじ |
| っくりやってみたらいい。すぐにあきてしまわないで、持続することも大切な |
| ん だ。しんぼう、しんぼうってわけ。 |
| 私にももちろん性格はある。まあなけりゃ困るけど…だから、それと違う人 |
| 生に向かうことはいやだね。よく、自分の性格に会わない勉強を無理矢理やら |
| せる親もいる。人の人生も考えないで、私のボーヤは東大医学部に行ったザマ |
| スよ、なんて言っている親は私にとって最悪な親だと思う。私がもしそういう |
| 親の子に生まれたら、ほんとに家出をしたくなる。私が親だったら決してそん |
| なことをしないね。 |
| 私はもう、自分の夢を見つけている。長文にたとえると自分の泉を見つけた |
| のだ。だからこそ、自分の夢を変えるのがいやなのだ。私は、勉強がいやな分 |
| 、自分の決めた人生で生きていく。勉強だけが人生じゃない。私はそう思って |
| いる。 |