| 何ごとぞ |
| イチゴ | の | 池 | の広場 |
| サキエル | / | えの | 中1 |
| 花見は、日本古来の伝統文化である。本来日本は、花見と月見と雪見、その三 |
| つが日本人の自然観賞の基本となっていた。日本人は、「見る」ということに |
| 重要な意味を与える。 |
| 自分の目でみなければ、認識の根拠としてすこぶる薄弱だとする意識がある |
| 。 |
| 花見などといった集団的な観賞行為は、じつは、日本文化のなかでのコミュ |
| ニケーションの方法でもある。おしゃべり一本だと、話題がとぎれたときに白 |
| 々しい感じが残る。共通の「見る」対象物を一つおいておけば、そういう緊張 |
| 感がなくなるしゃべりたくなったらしゃべればいいし、しゃべることがなくな |
| ったら、みているだけでいい。ぼくは、 |
| そういうほうがいい。 |