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  「作文の丘」からの手書きの画像送信のエラーについて
  「作文の丘」からPDFファイルも送れるようにしました(ただしウェブ添削はなし)
  ウェブ添削のスタイルが変わりました
  【重要】3月1週は次学期の進度の参考にする実力試験
  【重要】3.1週の作文はファクスでも受付
  【重要】ネットによる自宅での作文検定の予備試験のお知らせ(google+とskypeのアカウントが必要)
  言葉の森のランディングページの紹介 2
   家庭学習だからこそ進む作文国語
  言葉の森の作文は小中高一貫指導
  寺子屋オンエアで勉強の基本を身につけ、同じ寺子屋オンエアで個性を伸ばす
  作文がなかなか上達しないときこそ褒める  
  NHKの預金封鎖の番組が示唆するこれからの社会
 
言葉の森新聞 2015年3月1週号 通算第1360号

https://www.mori7.com/mori/

森新聞
「作文の丘」からの手書きの画像送信のエラーについて
 ウェブ添削のページで画像が表示されていないケースがありました。調べてみましたところ、画像のサイズが小さいもの(例えば横幅が800px以下のものなど)が表示されていないことがわかりました。申し訳ありませんでした。
 現在は、画像のサイズが小さくても正しく表示されるようになっています。
 しかし、送信されている画像を見て以下の点に気が付きました。
1、画像が小さいと読みにくくなるので、できるだけ横幅が900px以上あった方がよい。
2、デジカメなどで、コントラストの差があまりないものは読みにくいのでデジカメの設定を変えるか、画像ソフトでコントラスの差が出るようにするとよい。
 「作文の丘」から手書きの作文の画像を送られる方はよろしくお願いします。
「作文の丘」からPDFファイルも送れるようにしました(ただしウェブ添削はなし)
 「作文の丘」からPDFファイルも送れるようにしました。これは、スキャナによってはPDF化がデフォルト(規定値)になっているものがあり、JPG画像へ変換の仕方がわからないという人もいたためです。
 しかし、PDFファイルはもともとインターネットのHTMLとは相性がよくないので、ウェブ添削はできません。PDFファイルの作文の「山のたより」は、評価と講評のみとなります。
ウェブ添削のスタイルが変わりました
 ブラウザのバージョンが変わったことにより、従来のウェブ添削では、文字列が一方に偏ったり、縦書き表示ができなかったりしていました。
 現在の段階では、インターネットエクスプローラの新旧バージョンとgoogle chrome(グーグル・クロム)で、統一性のある表示はできないようです。
 そこで、これまでの添削の仕方ではなく、ポイント記入型という添削の仕方にしました。
 新しい添削の仕方は、インターネットエクスプローラでも、google chrome(グーグル・クロム)でも同じように表示されます。
 ただし、インターネットエクスプローラで旧バージョンに互換表示した形だと、かえって文字列が正しく表示されないことがありますのでご注意ください。
【重要】3月1週は次学期の進度の参考にする実力試験
 3.1週は、1月からの勉強の実力を見て、4月からの進度の参考にする実力試験として行います。ただし、1月以降に受講を開始された方は、3.1週の試験の結果にかかわらず原則として自動進級します。
【課題】 課題は3.1週の作文又は感想文の課題です。
【評価】 課題フォルダの構成・題材・表現・主題の★印と字数が全部できていることが評価の基準になります。(表現の項目などで二つ以上の項目が指定されている場合はどちらかができていればその項目は◎です)。キーワードと字数が採点の基準ですので、指定された字数以上で必要な項目が全部入る作文を書いてください。項目を入れたところには、項目マークを必ず書いておいてください。
 
【時間】 時間制限はありませんが、参考のためにかかった時間を作文用紙に記録しておいてください。時間は、課題を見てから書き終えるまでの時間です。作文検定試験(後述)では、時間制限も条件になります。
【締切】 作文実力試験の提出締切は、3月8日ポスト投函までです。
【重要】3.1週の作文はファクスでも受付
 3.1週に限り、ファクスによる提出も受け付けます。ファクスでの提出期限も3月8日です。ただし、ファクスで提出をする人は、事前にメールアドレスを登録しておいてください。
1、ファクスが正常に送信できているかどうかは、24時間以内にメールと検索の坂で連絡をします。正しく送信できたかどうかを必ずご確認ください。
2、連絡用のメールアドレスは、検索の坂の「ペンネーム 変更」というところで登録できます。既にメールアドレスが入っている場合は、そのアドレスが登録されています。
3、ファクスで送られた作文は、作文の丘にJPGでアップロードされます。作文の返却はありませんが、添削された作文は山のたよりに表示されます。
【重要】ネットによる自宅での作文検定の予備試験のお知らせ(google+とskypeのアカウントが必要)
 ネットによる自宅での作文検定の予備試験を下記の日程で行います。google+のアカウント、skypeのアカウント、及び、グーグルハングアウトに参加するためのウェブカメラ(パソコン内臓のものでも可)が必要です。
 これは通常の作文の授業とは別に行うもので、参加は自由です。
 正式の作文検定試験は、今後、3月、6月、9月、12月の4週目の日曜日に行います。(2015年は3/22、6/28、9/27、12/27を予定)
●今回の予備試験の日時:2015年3月22日(日)10:00~11:30、又は、13:30~15:00
●試験内容:現在勉強している項目で、新しい課題の作文を書きます。課題は当日ネットで見られます。作文は手書きです。解説などのヒントはありません。
●準備していただくもの:グーグルハングアウトに参加するためのgoogle+(グーグル・プラス)のアカウント、skype(スカイプ)のアカウント、ネットに接続できるパソコン、ウェブカメラ、書いた作文を画像としてアップロードしていただくためのデジカメ又はスキャナなどの機器
●合格の条件は、項目、字数、時間(75分以内)ができていることです。
●費用:今回3月22日の予備試験は無料です。(正式の作文検定試験の場合は受検料2,000円)
●お申し込み方法:受検を希望される方は、自習検定のページで、3/8~3/15の間にお申し込みください。
http://www.mori7.com/jks/
※詳細は、上記の自習検定のページに3月8日以降掲載します。

言葉の森のランディングページの紹介 2
 googleやYahoo!で言葉の森を検索してくれる人が、2月後半から広告として見ることのできるページ(ランディングページ)を紹介します。
家庭学習だからこそ進む作文国語
これからますます重要になる作文国語は家庭学習で
 これからの勉強では、作文力、国語力がますます重要になってきます。それは、大学入試を含めた入試自体が、知識の詰め込み型のテストから、総合的な思考力、表現力を見るものに変わってくるからです。
 この作文力、国語力は、学習塾に週何回か通って力のつくものではありません。家庭での国語的な生活が、これらの学力の鍵を握っているのです。
学習塾よりも家庭の方が、深い勉強ができる
 学習塾での勉強は、全体のペースに合わせなければなりません。よくわかるところも、あまりわからないところも、みんなと同じペースで勉強しなければなりません。このため、学習塾での勉強は学年が上がるほど能率の悪いものになっていきます。
 これに対して家庭学習は、すべて自分のペースでできます。わかるところは飛ばし、わからないところは繰り返し学習できます。だから、よくできる生徒ほど、家庭での学習を中心にしているのです。
出来合いの通信教材よりも、家庭で市販教材を取捨選択する
 家庭で勉強するための教材は、市販のものが豊富にあります。学習塾や通信教育の教材に任せてしまうと、答えの解説が不十分だったり、要るものと要らないものが混在していたり、問題の量が多く繰り返しの学習に適さなかったり、さまざまな問題が出てきます。
 勉強は、その生徒の得意や不得意に合わせて家庭で市販教材を取捨選択し、その中から絞った数冊を繰り返し学習して身につけるというのが最も能率のよい方法なのです。
何を学ぶかよりも、どう学ぶかが大事
 勉強は志望校に合格して終わるものではありません。中学入試や高校入試のあとには大学入試があり、大学入試のあとにも就職試験があります。社会に出てからも、さまざまな新しい勉強をする必要が出てきます。
 社会に出てから力をつけていく人は、他人に教えられるのを待つのではなく、自分から進んで勉強の仕方を工夫していきます。この勉強の取り組み方に対する姿勢は、家庭学習での自分なりの工夫から生まれてくるのです。
言葉の森の作文は小中高一貫指導
小学生から始めて、いつの間にか大学入試の小論文まで
 言葉の森には、小学校1、2年生から始めて中学生、高校生まで続ける生徒が多くいます。自然に勉強を続けていき高校生になり、たまたま大学入試で小論文試験があったので、これまでの勉強を生かせてよかったという人が意外と多いのです。
 また、入試で小論文試験などがない場合でも、書く力は大学生活でも社会生活でも役に立ちます。
 このように、長期間続ける生徒が多いのが言葉の森の特徴です。
小1から高3まで連続した教材は言葉の森だけ
 言葉の森の生徒で小学生から高校生まで続ける人が多いのは、講師が担任制で教材が連続しているからです。小中高と一貫した指導のできる教材で、同じ先生が教えられるのは、言葉の森だけと言ってもよいでしょう。
 このような長期間の一貫指導ができるのは、30年の長い指導の実績があるからです。だから、小学生の作文指導をしているときでも、常に中学生高校生までの展望を見て指導をすることができるのです。
どんな生徒のニーズにも対応できる幅広い指導
 言葉の森の生徒には、いろいろな人がいます。書くのが苦手でこれまでどうしても書けなかった生徒から作文が得意なのでもっとその力を伸ばしたいという生徒まで、また、中学高校大学入試の作文から就職試験や大学院入試の論文まで、いろいろなニーズがあります。
 それらのニーズにすべて対応できるのが、言葉の森の指導の厚みです。
長期間の展望があるから、褒める指導ができる
 言葉の森の指導の特徴は褒める指導です。欠点を直したり悪いところを注意したりしても、作文力はつきません。ところが、指導に慣れていない人が作文指導をすると、ほとんどが欠点を直す指導をしてしまいます。欠点を直す指導は、そのときは少し上達するように見えますが、すぐに行き詰まります。長期間指導をして力をつけるためには、褒める指導を中心にする必要があるのです。
 言葉の森の褒める指導は、ただ感覚的に褒めるだけではなく、何をどう評価するかという明確な基準をもって褒める指導です。それは、長期的な展望を持っているからできる言葉の森だけの指導法なのです。
寺子屋オンエアで勉強の基本を身につけ、同じ寺子屋オンエアで個性を伸ばす
 現在、寺子屋オンエアでは、のべ95人の生徒が毎日約1時間の勉強をしています。
 生徒の学年は幅広く、下の子は小1から上の子は中2までで、それぞれの生徒が自分の課題で勉強しています。
 最も多い学年は小4です。小4になると、親子だけの家庭学習が続けにくくなるという事情があるのだと思います。
 寺子屋オンエアに参加する子供たちが住んでいる地域はまちまちです。北は北海道から南は九州までの生徒がいますが、ネットでつながっている勉強なので、場所の制約は全くありません。
 将来は、海外の生徒も、時差の問題さえなければ自由に参加できます。むしろ、海外の生徒のニーズの方が高いかもしれません。
 ネットだけで完結できる勉強ですが、能率だけ考えた勉強よりも、人間どうしの触れ合いを大切にした勉強を目指していきたいと思っています。
 寺子屋オンエアに参加している子供たちが、たまに一緒に遠足に行くとか、合宿をするとかいう企画があれば、勉強以外のことも学べると思います。
 子供たちが勉強をする形態は、解説の詳しい参考書や問題集を使って自分の力で進める自学自習形式ですが、この自学自習をどの子も熱心に取り組んでいます。
 そして、算数の勉強の先取りも、この自学自習形式でほとんどの子が問題なく進めています。
 小中学生の勉強は、受験勉強に取り組む1年間以外は、すべて基本的な勉強と言っていいものですから、独学であっても十分にできるのです。
 寺子屋オンエアで能率のいい勉強をすると、子供たちの家庭での生活も余裕のあるものになります。
 その余裕のある時間を生かして、個性を伸ばす教育も、寺子屋オンエアで行えるようにしたいと思っています。
 これからの時代は、その子らしい個性を生かして社会でどういう価値ある仕事をするかということが、勉強の大きな目標になってきます。
 これまでの時代のように、とりあえずいい学校に合格して、いい会社に入ればそれでいいという漠然とした目標では、やっていけなくなるのです。
 寺子屋オンエアは、今後、基礎的な勉強に加えて、個性を生かしたさまざまな勉強のコースも作っていく予定です。
作文がなかなか上達しないときこそ褒める  
 まず、作文というものは、なかなか上達しないものです。それは、作文力というものが、国語力の集大成だからです。
 同じ国語でも、漢字の勉強などは、やればすぐに成果が出ます。読解の勉強も、やや時間がかかりますが、それでも比較的早く成果が出ます。ところが、作文の勉強というものは、いくらがんばっても、そのがんばりに比例して上達するという実感がないものなのです。
 しかし、そこで、お母さんが、「なかなか上手にならない」と思っていると、その感覚は、子供にも必ず伝わります。
 作文というものは、精神的なエネルギーをかなり使う勉強ですから、書き終えたときは誰でもほっとします。そのほっとしたときに、お母さんが冷ややかな目で、「なかなか上手にならないわねえ」と子供を見ていると、子供は急速にやる気を失うのです。
 注意することと褒めることの区別は、注意してすぐ直るものだけを注意し、すぐに直りそうもないものは注意せずに褒めるということです。
 しかし、ただ褒めているだけでは上達に時間がかかります。褒める一方で、実力のつく自習を毎日させることが大事なのです。その自習が、音読と読書です。そして、できれば、その音読をもとにして家族で対話をする時間を作っていくことです。
 言葉は、目から入るだけでなく、耳からも入ります。難しい文章を読むのが苦手な子でも、お母さんやお父さんと難しい話をすることは苦になりません。
 難しい長文を音読するだけでなく、その音読をもとに家族で話をすると長文の理解が深まります。そして、聞いたり話したりする形で使った言葉は、そのまま作文を書くときにも使えるようになります。こういう積み重ねで、作文は上達していきます。
 この気長な自習を子供に続けさせるエネルギーは、褒めることによって出てきます。
 「作文が下手だから、毎日の音読をしなさい」と言われて喜んでする子はいません。作文も褒め、音読も褒め、褒めながら毎日の自習の音読と読書を続けさせていると、気がついたらいつの間にか前よりもずっと上手に書けるようになっていたということになるのです。
NHKの預金封鎖の番組が示唆するこれからの社会
 NHKで、かつての預金封鎖の時代背景を解説する番組が放映されました。
 預金封鎖の本質とは、それまで確実な資産としてあると思っていたものが、ある日を境に資産でなくなるということです。
 同じことが、これから社会の大きな変動として起こってくるように思います。現在は、ドッグイヤーと言われているように、社会の仕組みが大きく変わり、今日まで新しいと思っていたものが、もう明日には古くなるという時代です。
 こういう時代に大事なことは、古くならないものを持っていることです。それが、かつては学問でした。今の時代は、学問プラス個性になるのだと思います。
 
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