言葉の森新聞 編集用
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  3月21日(土)は休み宿題
  合格情報
  入選情報
  「山のたより」の手書き作文は、互換表示しないで見る形に
  小1から始めて高3まで作文の勉強を続ける子
  考える力と親子の対話――そのきっかけとしての長文の音読
  勉強サプリの時代の先にあるもの
  小1の2.4週長文の訂正
 
言葉の森新聞 2015年3月2週号 通算第1361号

https://www.mori7.com/mori/

森新聞
3月21日(土)は休み宿題
 3月21日(土)は、休み宿題です。先生からの電話はありませんが、その週の課題を自宅で書いて提出してください。先生からの説明を聞いてから書きたいという場合は、別の日に教室までお電話をして説明をお聞きください。(平日9時~19時50分)
 電話の説明を聞かずに自分で作文を書く人は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考にしてください。
 課題の説明の動画「授業の渚」 http://www.mori7.com/nagisa/
 オープン教育の掲示板「森の予習室」にも、学年別の予習のヒントが載っています。
合格情報
 今年度、これまで担当の先生又は事務局に連絡のあった合格情報を掲載します。(順不同)
 ここに掲載されていない方がいらっしゃいましたらご連絡ください。

愛知淑徳中栄東中岡山大学付属中岡山中学芸大附属世田谷中学習院中駒込学園中特待広島市立広島中
広島女学院中広島新庄中甲陵中山梨大学附属中市川中渋谷幕張中仁川学院中聖心女子学院初等科
千葉大学付属中洗足学園中大阪学芸中大阪教育大学附属天王寺中滝中長崎県立長崎東中追手門学院大学中都立桜修館中
都立小石川中都立武蔵高校附属中土佐塾中東邦中同志社女子中兵庫県立大学附属中宝仙学園理数インター豊島岡女子中
履正社中豊中学園立教池袋中立命館守山中都立国際高国際バカロレアコース東京電機大学高明治学院大学付属高大分大学医学部
入選情報
 2014年に、作文のコンクール等に入選した作品の一覧です。(題名と氏名は省略)
 毎週の作文で傑作を書いている子は多いと思います。機会があれば、ご家庭でいろいろなコンクールに応募してください。
 ただし、子供の書いた作文は、たとえ不十分なところがあってもそれがその子の今の実力なのだと考えて、大人が手を加えないようにお願いします。

小1 静岡県 朝日小学生新聞 特選 2014年1月7日
小4 東京都 朝日小学生新聞 2014年1月7日
小4 神奈川県 青少年読書感想文コンクール横浜審査会 佳作 2014年1月21日
小1 愛知県 蒲郡市文集 入選 2014年1月24日
小4 栃木県 朝日小学生新聞 2014年2月4日
小4 東京都 朝日小学生新聞 特選 2014年2月4日
小5 東京都 朝日小学生新聞 2014年2月18日
 
小3 青森県 朝日小学生新聞 2014年2月18日
小5 神奈川県 横浜市金沢区「少年少女感想文コンクール」優秀賞 2014年2月18日
小2 静岡県 読売新聞全国小中学校作文コンクール 入賞 2014年2月20日
小4 栃木県 朝日小学生新聞 特選 2014年3月4日
小5 東京都 朝日小学生新聞 特選 2014年3月4日
小3 青森県 朝日小学生新聞 特選 2014年3月4日
小2 東京都 朝日小学生新聞 2014年3月4日
小6 東京都 小学館主催「12歳の文学賞」佳作 2014年3月5日
小6 東京都 小学館主催「12歳の文学賞」奨励賞 2014年3月5日
小3 神奈川県 校内作文コンクール 佳作 2014年3月7日
小2 埼玉県 朝日小学生新聞 佳作 詩 2014年3月18日
中1 静岡県 第39回静岡県小・中学生の主張 2014年4月3日
小3 東京都 朝日小学生新聞 特選 2014年4月7日
小2 東京都 朝日小学生新聞 2014年4月28日
小5 三重県 朝日小学生新聞 2014年5月12日
小4 兵庫県 朝日小学生新聞 2014年5月12日
小4 神奈川県 朝日小学生新聞 2014年5月26日
小4 愛知県 朝日小学生新聞 2014年5月26日
小5 東京都 豊洲北便り 2014年6月11日
小4 青森県 朝日小学生新聞 2014年6月16日
小4 兵庫県 朝日小学生新聞 2014年6月16日
小4 神奈川県 朝日小学生新聞 2014年6月16日
小3 静岡県 朝日小学生新聞 2014年6月30日
小5 東京都 豊洲北便り 2014年7月1日
小6 神奈川県 朝日小学生新聞 2014年8月4日
小4 青森県 朝日小学生新聞 2014年8月4日
小2 静岡県 朝日小学生新聞 2014年8月25日
小4 青森県 朝日小学生新聞 2014年8月25日
小4 青森県 朝日小学生新聞 特選 2014年8月25日
小6 神奈川県 こども平和文集 二十一号 2014年8月28日
小6 東京都 朝日小学生新聞 2014年9月8日
小6 神奈川県 関東小学生作文コンクール2014『海外に紹介したい日本のこと』 2014年9月9日
小1 千葉県 朝日小学生新聞 2014年9月22日
小4 北海道 朝日小学生新聞 2014年9月22日
小1 奈良県 公文 3教室合同読書感想文コンクール 最優秀賞 2014年9月24日
小6 神奈川県 少年少女文化作品展 県知事賞 2014年10月6日
小6 神奈川県 第一生命ミニ作文コンクール 2014年10月6日
小4 神奈川県 朝日小学生新聞 2014年10月6日
小4 北海道 朝日小学生新聞 特選 2014年10月6日
小2 神奈川県 朝日小学生新聞  2014年10月6日
小6 東京都 朝日小学生新聞 特選 2014年10月6日
中1 神奈川県 英語スピーチコンテスト1位 2014年10月17日
小2 兵庫県 神戸新聞 2014年10月24日
小4 青森県 青森県読売新聞作文コンクール 優秀賞 2014年10月29日
小2 神奈川県 朝日小学生新聞 特選 2014年11月3日
小5 千葉県 かながわ県民共済 「ありがとうの手紙」 2014年11月12日
小6 兵庫県 「読売新聞社第64回全国小中学校作文コンクール」兵庫県審査 佳作 2014年11月12日
小3 兵庫県 神戸市文集『はぐるま』 佳作 2014年11月12日
小5 山梨県 山梨日日新聞小中学校新聞感想文コンクール 佳作 2014年11月18日
小2 神奈川県 朝日小学生新聞 2014年11月24日
小1 兵庫県 校内読書感想文コンクール 入選 2014年11月25日
小4 愛知県 全国生中学生作品コンクール 文部科学大臣奨励賞 2014年12月3日
中1 東京都 ING平和優秀賞 2014年12月22日
小2 神奈川県 朝日小学生新聞 佳作 2014年12月22日
小1 東京都 朝日小学生新聞  2014年12月22日
中3 東京都 平成26年度板橋区読書感想文コンクール特選 2014年12月26日
 
「山のたより」の手書き作文は、互換表示しないで見る形に
 これまで、「山のたより」の手書き作文を、新しいhtml仕様に対応したインターネットエクスプローラ10や11で見るときには、「ツール」→「互換表示」で古い仕様に戻して見なければなりませんでした。
 しかし、今後、そういう互換表示で見る人は次第に少なくなると思われるので、3月から、「山のたより」を、互換表示しない形で見るようにしました。
 ところが、そうすると、今度は、古いインターネットエクスプローラ(8や9)で見たときに、手書き作文が一部しか表示されないようになりました。
 そこで、今後、言葉の森のホームページは、次のようにしていきたいと思います。
1、インターネットエクスプローラは、互換表示にしないで見る形を基本にします。
2、インターネットエクスプローラをお使いの方は、できるだけ最新の11にされることをおすすめします。
3、インターネットエクスプローラを新しいバージョンにしない場合は、google chromeで見るようにしてください。
小1から始めて高3まで作文の勉強を続ける子
 言葉の森の生徒には、小学校低学年から始めて高3まで続ける子がよくいます。
 もちろん一本調子に続けられたわけではなく、そのときどきに小さなスランプがあったのだろうと思います。しかし、文章を書く生活が、習慣のようになり、書くことが苦にならないばかりか書くことが好きになって、大学生になり社会人になっていったのです。
 その子たちが小学生のころ言葉の森の作文を始めたときは、大学入試のことなどは考えていなかったと思います。しかし、勉強をしているうちにいつの間にか中学生になり、高校生になり、大学入試でたまたたま小論文があったという人も多かったのです。
 長く続ける生徒の中には、小学生から高校生までずっと同じひとりの先生に教わっていたという人もいます。毎週1回作文を書き、その作文をもとに先生と話をしていると、半ば家族のような感じで互いの考えていることがよくわかるようになってきます。
 こういう人間どうしのつながりを更に進めるために、今、大学生や社会人になった言葉の森の生徒を対象に「学問コース」を始めようと思っています。
 これは、大学生のころに読んでほしい本をもとに、ネット上で話し合いをするような形のコースです。
 言葉の森を卒業した人に、そのうち連絡が行くと思いますから、楽しみに待っていてください。
考える力と親子の対話――そのきっかけとしての長文の音読
 子供に勉強力をつける上で最も大事なものは、考える力です。考える力と言うと抽象的ですが、もっとわかりやすく言うと、考えることを苦にしない力です。更には、考えることを楽しむ力と言ってもよいでしょう。
 計算の練習や漢字の書き取りやいろいろな知識の習得は、時間をかけさえすれば誰でもできます。小学校低中学年のころの勉強は、このような、やりさえすれば誰でもできるようになる勉強です。
 しかし、小学校高学年になると、次第に考える問題が出てきます。国語では、環境や言語や文化や人生などという分野の文章が多くなります。算数では、計算のルールをあてはめるだけでは解けない問題、自分なりに図を書いてみないとわからない問題が出てきます。理科でも社会でも同様です。
 そのときに、考える力のある子は、そういう問題を面白いと思い、考える力のない子は、そういう問題を面倒と思います。ここで、面白いと思える子は、その後の勉強がどんどん進んでいきます。
 だから、小学校低学年のころは、考える力の土台を作ることが大事です。
 しかし、その考える力は、勉強をすることではつきません。低中学年の時期に、国語や算数の問題集をいくら解いても、考える力は育たないのです。
 考える力は、親子の対話の中で育ちます。
 親と子の間の話というと、多くの場合、親が一方的に注意をしたり、説教をしたり、説明をしたり、理解させたり、わからせたりするような形が多いと思います。親が中心で、子供はそれに従うものという形になりやすいと思います。
 しかし、これでは考える力は育ちません。
 親子の対話では、親と子が対等の人間としてお喋りを楽しむというような話し方が大事です。ちょうど、親が同年代の友達と話すような姿勢で、相手とのやりとりを楽しむような雰囲気で話を進めていくのです。
 そして、その対話の中で、親ができるだけ自分の子供のころの体験談を話してあげます。
 また、小さい子供が相手のときは、ダジャレやギャグや冗談や笑いを入れて、できるだけ面白い話をしていきます。そのためには、親が自分の言った冗談を楽しむような気持ちも必要です。
 しかし、そういう楽しい話でありながら、話の内容は、大人相手に話すような真面目な内容や難しい語彙も取り入れて、子供を一人前の話相手として扱っていくのです。
 子供を子供として扱うのではなく、一人前の話相手として扱い、親自身が子供との話を楽しみ、子供の言うことを大人の話を聞くように尊重して扱っていると、子供の思考力は育ちます。
 言葉の森の作文・感想文の勉強をしていると、毎週の長文の音読がこういう対話のきっかけとして活用できるようになります。
勉強サプリの時代の先にあるもの
 リクルートが3月から小4以上の小中学生を対象にした「勉強サプリ」の提供を開始しました。月額980円で授業動画が閲覧でき、勉強のデータを生かして苦手箇所だけ復習する仕組みも作られているそうです。
 教育へのネットの利用はこれからも加速します。ネットの利点は、自宅でできること、低料金でできること、個別対応ができることです。子供たちの勉強の環境は、これからも更に充実していくでしょう。
 しかし、ここで問題になるのは、そういう勉強環境がどれだけ豊かで便利になっても、その勉強をするかどうかは本人の意志次第であり、低中学年の場合は、本人の意志に加えて家庭の環境次第であるということです。
 家庭での勉強の習慣ができている子は、豊かな勉強環境を十分に生かしていくことができるでしょう。しかし、勉強の習慣ができていない子は、どんなにゲーム的な要素があるとか、ビジュアルでわかりやすいとか言っても、その勉強を続けさせるのは難しいのです。
 そのことは、逆に言うと、勉強の習慣が確立している子は、ネットの勉強環境を利用することもあるでしょうが、勉強の中心はこれまでの紙ベースのものでこなしていくということです。
 なぜかというと、勉強の本質は、知識を自分のものとして身につけることですから、問題集や参考書のような実際の形のあるものを何度も繰り返し利用する方がずっと定着度が高くなるからです。
 これまでの寺子屋オンエアの経験から考えると、多くの子は、自覚なく無駄の多い勉強法をしています。例えば、できる問題を何問も解いてみたり、できない問題を1回しかやらなかったり、きれいに書くことに時間をかけたり、その一方で何度も読むという勉強をしていなかったり、というようなことです。
 だから、勉強が進まない原因は、教材という「物」にあるのではなく、勉強法という「事」の方にあるのです。逆に言えば、勉強の仕方というソフトさえしっかりしていれば、教材は既にある便利なものを自由に使えばよいということです。そういう便利な教材のひとつとして、ネットの教材も利用できるということです。
 ところで、この勉強の習慣を家庭で作れる時期は、小学校1年生になります。
 1年生は、学校の勉強も簡単なので、家庭学習などをわざわざする必要のない時期のように思われますが、この時期にこそ家庭で毎日一定の時間を勉強する習慣をつけておくのです。
 「勉強アプリ」のような教材をうまく利用できるのも、この1年生からの勉強の習慣が確立している子なのです。
小1の2.4週長文の訂正
 「大分県の幸島というところにいる野性のサルのむれ」は、「宮崎県の幸島というところにいる野性のサルのむれ」が正しい県名でした。申し訳ありませんでした。訂正してお読みくださるようお願いいたします。
 
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