言葉の森新聞 編集用
印刷設定:A4縦用紙 :ブラウザの文字のサイズ:最小 ブラウザのページ設定:ヘッダーなし フッターなし 左余白25 右余白8 上下余白8
  10月2日(月)から新学期
  10月9日(月)は休み宿題
  【重要】小1以下の生徒向けのオンライン保護者相談会10月14日(土)10:30~
  【重要】言葉の森に在籍していない方の新規の受験作文コースは締め切りました
  【重要】受験作文コースの生徒向けのオンライン保護者面談を計画中
  【重要】「山のたより」と「言葉の森新聞」のページをスマホ対応に
  作文の勉強が親子バトルにならないようにする方法
  教育における、垂直統合から水平分業への流れ
  国語力アップの秘訣(1)~(7)
 
言葉の森新聞 2017年10月1週号 通算第1485号

https://www.mori7.com/mori

森新聞
10月2日(月)から新学期
 10月から新学期が始まります。
 教材の説明は、課題フォルダの表紙の裏側に書いてあります。また、勉強の仕方の説明は「学習の手引」に載っています。
 http://www.mori7.com/mori/gate.php
10月9日(月)は休み宿題
 10月9日(月)は、休み宿題です。先生からの電話はありませんが、その週の課題を自宅で書いて提出してください。先生からの説明を聞いてから書きたいという場合は、別の日に教室までお電話をして説明をお聞きください。(平日9時~19時50分、土曜9時~11時)
 電話の説明を聞かずに自分で作文を書く人は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考にしてください。
 課題の説明の動画「授業の渚」 http://www.mori7.com/nagisa/
 オープン教育の掲示板「森の予習室」にも、学年別の予習のヒントが載っています。
【重要】小1以下の生徒向けのオンライン保護者相談会10月14日(土)10:30~
  小学1年生以下の生徒で言葉の森を受講されている方は、普段の作文の勉強や、そのほかの家庭学習などで、いろいろと相談されたいことがあると思います。

 そこで、今回、10月14日(土)10:30から1時間程度、保護者相談会を開くことにしました。
 この相談会では、最初に、中根が小学1年生の作文の勉強の仕方のコツを15分程度お話しします。
 そのあと、参加された方からおひとりずつ質問や相談をお聞きします。
 会場は、ハングアウトで行いますので、言葉の森のホームページのリンクからお入りいただけます。
 人数を把握する必要があるため、参加を希望される方は、お電話でお申込みください。
【重要】言葉の森に在籍していない方の新規の受験作文コースは締め切りました
 本年度に受験する予定の小学6年生、中学3年生、高校3年生以上で、言葉の森に在籍していない方の、新規の言葉の森受講は締め切らせていただきました。
 
【重要】受験作文コースの生徒向けのオンライン保護者面談を計画中
 現在、受験作文コースを受講されているか、今年度中に受講される予定の方向けのオンライン保護者面談を開催します。
 時間はお一人様10分程度で、ご希望の時間帯を選べるようにします。
 お申し込みのページは、現在作成中ですので、受け付けを開始次第、保護者掲示板と言葉の森のホームページでお知らせします。
 なお、保護者掲示板のお知らせはご登録のメールアドレスに届くようになっています。
 メールアドレスが登録されているかどうかは、検索の坂でご確認ください。
https://www.mori7.com/kennsaku/
 また、携帯メールを登録されている方は、「mori7.com」と「mori7.com」のドメインからのメールは受信できるように設定しておいてくださるようお願いします。
【重要】「山のたより」と「言葉の森新聞」のページをスマホ対応に
 これまでの「山のたより」と「言葉の森新聞」のページは、パソコン向けに作られていたので、スマホでは表示しにくい面がありました。
 そこで、9月にスマホでも見られるようなページに直しました。
 URLはこれまでのものと同じです。
▽山のたより
https://www.mori7.com/oka/iyama.php

(ユーザー名、パスワード、生徒コードを入れて表示ボタンを押します。ユーザー名と生徒コードは同じものです。半角英数字で入れてください。)
▽言葉の森新聞
https://www.mori7.com/mori/

作文の勉強が親子バトルにならないようにする方法
 言葉の森に問い合わせがあったお母さんのコメントの中に、「親子で作文を教えているとバトルになるので」というひとことがありました。
 これは、どこの家庭でも似たような状況があると思います。

 親子で作文の勉強をすると、子供が小学校低学年のうちは何とかうまくいくように見えます。
 しかし、それはただ子供が素直だから、という理由によるものです。
 学年が上がったあとも、親が子供の作文を見ると、子供が自立するにつれて教えることが難しくなります。

 これが、普通の算数や理科や社会の勉強であれば、まだ親子の争いは少なくなります。
 それは、答えのある勉強の場合、答えという共通の目標で親子の考えがまとまるからです。

 答えだけでなく、解法も共通の目標になれば、更に勉強はうまく進みます。
 だから、算数や理科の勉強を教える場合、解法の詳しい参考書でその参考書の解法に沿って教えることが親子の家庭学習をうまく進めるコツです。

 しかし、作文の場合は答えがないので、親は自分の思った良い文章という尺度で子供の作文を評価しようとします。
 すると、子供があるところをすごくよく書けたと思っているのにも関わらず、親は違うところの良くないところを指摘するような場面が出てくるのです。

 つまり、作文指導がうまくいかなくなる一番の原因は、何を目標として作文を書くのかという事前の共通の了解事項がないまま、書かれた作文という結果だけを見て評価が行われるからです。

 これは、家庭だけでなく学校でもほぼ同じで、事前の指導なしに事後の評価だけがあるというのが、ほとんどの作文教育の実態です。
 言葉の森の作文指導が、先生と生徒の間でバトルにならないのは、事前の項目指導という共通の了解事項があるからです。
 これを家庭での勉強に当てはめれば、家庭で作文を教えることもずっと楽になります。

 なお、言葉の森の作文の事前指導の項目は、小学1年生から高校3年生まで系統的に作られているので、小学校の間だけでなく、中学生になっても高校生になっても続けることができるのです。
教育における、垂直統合から水平分業への流れ
 垂直統合から水平分業へということで、コンピュータ産業が構造転換したときの様子を図解でわかりやすく説明しているページがありました。
(中略)
 私は、ここから連想して、教育産業にも同じことがあてはまると思いました。

 今の教育の本流は、垂直統合です。
 学校という場が、教材も先生も教室も用意して、垂直統合的に子供の教育を行っています。
 部分的に、学校とは別の習い事に行ったり、学習塾に行ったりする面はありますが、それは本流ではありません。

 しかし、インターネットの活用が、今後、教育においても、水平分業を進めていくと考えられます。
 そのひとつの象徴が、年々増加する不登校という現象です。

 平成27年度の調査によると、小学生の生徒数は654万人と、前年度よりも6万人減っています。
 しかし、不登校の数は2万6千人と2千人も増えています。
 中学生の場合は、347万人と前年度よりも4万人減っています。
 しかし、不登校の数は9万7千人と2千人も増えています。
(平成27年度学校基本調査(確定値)の公表について)

 ありえないことですが、このグラフをずっとそのまま延長していけば、やがて生徒数よりも不登校の数の方が多くなる時期が来るということです。

 不登校というと、まるで学校に登校することが当然のことで、登校しないことが例外的なことのように思われがちですが、そういうことはありません。

 私自身の子供時代をふりかえっても、学校の勉強は本当に退屈でした。
 いつも、窓から外を見ては、スズメなどの小鳥は自由でいいなあと思っていたものです。

 ただ、当時は不登校という選択肢があるとは知らなかったので、つまらなくても我慢して学校には行くものだと思って行っていただけです。
 そのときに自分を励ます言葉が、「○○ちゃんに会うために行くんだ」ということでした。

 もちろん、中には学校が好きでたまらないという人もいると思いますが、私は自分の経験から、不登校というのはごく普通のことのように思っています。

 ところが、昔は、学校の垂直統合度が今よりも高かったので、学校に行かないと勉強がわからなくなるという心配がありました。
 学校以外の選択肢というものが、あまりなかったのです。

 しかし、今は、学校以外の選択肢はかなりあります。

 それにも増して重要なことは、フリースクールなどのやはり垂直統合型の学習の場を選ぶ以外に、水平分業型の勉強もできるようになっていることです。

 それを可能にしたのは、やはりインターネットによる情報流通と交流機会の増加です。
 今は、家庭でいながらにして、教材と先生と教室を水平分業的に選べるようになっているのです。

 この水平分業的な選択がこれから増えてくると思われるのは、勉強の目的がこれまでの単線型の受験中心から、それぞれの生徒の関心や希望に応じたものになっていくからです。

 ここでコンピュータ産業が、水平分業型に移行した際、主要なプレーヤーがIBMからマイクロソフトに移ったのと同じようなことが、教育産業においても起きてくると思われます。

 それを私は、教材でも、先生でも、教室でもなく、一緒に勉強する友達ではないかと考えています。
 人間にとって、最も重要な選択の基準は、居心地のいい仲間と一緒にいることです。
 それは、勉強のような、それ自体は友達との交流が不可欠ではない分野についても言えることです。

 言葉の森も、そういう友達との交流ができるような学習機会を通信教育の中で作っていきたいと思っています。
国語力アップの秘訣(1)~(7)
 言葉の森のホームページに、「国語力アップの秘訣」という記事を、(1)から(7)まで載せています。
 内容は、要約の仕方、読解問題の解き方、記述問題の書き方、作文小論文の書き方などです。

 下記のリンク先からごらんください。
https://www.mori7.com/as/3045.html

https://www.mori7.com/as/3046.html

https://www.mori7.com/as/3048.html

https://www.mori7.com/as/3049.html

https://www.mori7.com/as/3050.html

https://www.mori7.com/as/3052.html

https://www.mori7.com/as/3053.html
 
ホーム 言葉の森新聞