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言葉の森新聞2026年2月1週号 通算第1885号 枝 0 / 節 1 / ID 印刷設定:左余白12 右余白8 上下余白8
  ■1.2月11日(水)は「休み宿題」
  ■2.記憶と点数の勉強から、思考と作文の勉強へ――考える力を育てることが勉強の目的
  ■3.AI化する教育と日本の未来
  ■4.内田樹と養老孟司のわけのわからない対談――「だから「SNSで物申さずにいられない人」が量産される…「感想文」ばかり書かせる日本の国語教育
  ■5.合格速報
 
言葉の森新聞
2026年2月1週号 通算第1885号

https://www.mori7.com/mori

森新聞
枝 1 / 節 2 / ID
1.2月11日(水)は「休み宿題」 枝 4 / 節 3 / ID 36913
 カレンダーに記載してあるとおり、2月11日(水)は「休み宿題」となります。
 作文個別と作文クラスの生徒は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考に自宅でその週の課題を書いて提出してください。他の日に振替授業を受けることもできます。
「授業の渚」http://www.mori7.com/nagisa/index.php
「ヒントの池」http://www.mori7.com/mine/ike.php
 作文以外のクラスの生徒も他の日に振替授業を受けることができます。
枝 6 / 節 4 / ID 36914
作者コード:
2.記憶と点数の勉強から、思考と作文の勉強へ――考える力を育てることが勉強の目的 枝 4 / 節 5 / ID 36915
◆動画 https://youtu.be/J6OicIs7UuE

 読書は、さらに考える力を強くします。読書力のある子は、難しい数学の図形問題の解説であっても、考えながら読み、理解しようとします。一方、読書力が十分でないと、難しい文章に向き合う前に諦めてしまいがちです。

 AI時代になり、「考える力が育たなくなるのではないか」という不安の声もあります。しかし重要なのは、AIを使わせないことではなく、「どう使うかを自分で選ぶ力」を育てることです。AIを使って考え、表現し、対話する経験こそが、これからの社会を生きる力になります。

 作文と読書、そして対話を通して育つ日本語力は、考える力の基盤です。この基盤を小学生のうちから丁寧に育てることが、将来につながる本当の学力をつくるのだと思います。


 現代の勉強の多くは記憶した知識を再現するための勉強です。そういう勉強が多いのは、子供たちの学力に点数をつけて差が分かるようにするためです。
 これは教育の本来の目的ではないはずです。子供たちの学力を向上させることが本来の目的で、点数をつけて点数に差が出るようにするには、するのは、単に受験指導の必要から出てきていることです。

 しかし、この体制に長年慣れていると、先生の仕事は子供たちに学力をつけることではなく、点数をつけることのように思ってしまうことも多いのです。
 本当の勉強は、記憶を基にした点数をつけることではなく、考える勉強をさせることです。

 その考える勉強のいちばんの方法が作文を書くことです。
 これからの教育は、記憶と点数の勉強ではなく、思考と作文の勉強にしていく必要があるのです。
 
 これからの時代に本当に必要とされる学力は何かと考えると、私は「考える力」だと思います。知識はテストで点数をつけやすい一方、時間がたつと忘れられがちです。しかし、考える力は一度身につくと、その後のあらゆる学習や仕事の土台となり、長く生き続けます。

 考える力は、定期的に文章を書くことで確実に育ちます。作文を書くという行為は、頭の中の考えを整理し、言葉として外に出す作業です。この過程そのものが思考の訓練になり、国語だけでなく、算数や理科、社会といった他教科の理解にも好影響を及ぼします。作文力は中学生の時期だけで終わるものではありません。高校生になっても、大学生になっても、そして社会人になってからも必要とされる力です。

 作文力の土台となるのは、読書力です。特に小学3、4年生のころに読書の楽しさを覚えると、言葉が実感を伴って心に入るようになります。この時期に物語をたくさん読む経験は、物語文の読解力だけでなく、説明文や意見文を理解する力の基礎にもなります。小学3、4年生の作文では、上手に書かせようとするよりも、楽しく、たっぷり書かせることが大切です。その経験が、後の作文力の大きな土台になります。

 小学5年生になると、子どもたちの考える力は一段階伸びてきます。この時期から、説明文や意見文、感想文といった、考えを整理して述べる作文に取り組むことができるようになります。文章を要約したり、構成を意識して考えたりする力も、このころから育っていきます。

 作文の力は、書く練習だけで伸びるものではありません。読む力が土台にあり、家庭での対話が語彙を増やし、考える力を深めます。日常の会話の中で、「どうしてそう思ったのか」「ほかにはどんな考えがあるか」と問いかけることが、思考の幅を広げていきます。

 算数や数学の勉強も、考える力を育てる重要な役割を果たします。算数数学を学ぶことで、「物事は理詰めに考えれば答えにたどり着ける」という感覚が身につきます。日常生活では、直感や感情に流されがちですが、だからこそ、ある程度の時間を取って算数数学に取り組むことが大切なのです。

 読書は、さらに考える力を強くします。読書力のある子は、難しい数学の図形問題の解説であっても、考えながら読み、理解しようとします。一方、読書力が十分でないと、難しい文章に向き合う前に諦めてしまいがちです。

 AI時代になり、「考える力が育たなくなるのではないか」という不安の声もあります。しかし重要なのは、AIを使わせないことではなく、「どう使うかを自分で選ぶ力」を育てることです。AIを使って考え、表現し、対話する経験こそが、これからの社会を生きる力になります。

 作文と読書、そして対話を通して育つ日本語力は、考える力の基盤です。この基盤を小学生のうちから丁寧に育てることが、将来につながる本当の学力をつくるのだと思います。
枝 6 / 節 6 / ID 36916
作者コード:
3.AI化する教育と日本の未来 枝 4 / 節 7 / ID 36935
◆動画 https://youtu.be/Ryj1tZDil04

●AI化の時代に、日本は再び発展する

 大きく見れば、これから日本は発展していきます。
 これまでさまざまな利権や外国勢力からの圧力によって使われてきた日本の資金が、日本人の手に取り戻されるようになるからです。

 日本には、経済発展を可能にする強固な地盤があります。
 それは、安定した社会秩序や、学力の優秀な子供たちの存在などです。

 さらに今後は、日本近海でのレアアースの発見や核融合の開発など、日本が復活し発展する条件が大きくそろっています。

 日本を取り巻く世界情勢の変化とともに、もう一つの大きな変化が、AI化の進展です。

●教育が、日本の未来を左右する

 今後、日本が発展していくとき、その土台になるものは教育です。
 しかし、日本の教育は国際的に見て充実しているとはいえ、不十分な点も数多くあります。

 一つは、増大する不登校の生徒の存在です。
 もう一つは、一部の生徒に見られる学力の大幅な低下です。
 さらに問題となるのが、受験に対応するための知識の詰め込み教育です。

 しかし、これらの問題は、AIの活用と教育システムの変更によって、今後大きく変わっていきます。

●学校中心の教育から、個別学習の時代へ

 現在のような、30人から40人の学級による集団一斉指導の限界は、すでに明らかになっています。
 これからは、オンラインを活用した少人数クラスの教育へと移行していくでしょう。

 従来の学校を中心とした教育は、AIを活用した家庭での個別学習へと徐々に比重が移っていきます。
 そのためには、幼児期からの家庭学習の習慣づくりが重要になります。

 それは、日本の文化教育、しつけの教育、歴史教育などを、あらためて大切にすることでもあります。

 また、生徒が多様な他者と交流するための、場所と時間を共有する仕組みも必要です。

●AI時代に本当に必要な学びとは

 子供時代の教育の第一の前提として大切なのは、子供が楽しく幸せに暮らし、十分に遊ぶ時間を確保できる社会であることです。

 AI化の進展によって、学ぶ内容は大きく精選されていきます。
 第一に必要なのは、日本語による読む力と書く力です。
 第二は、数学の基本的な理解力です。

 理科や社会は基礎を押さえた上で、あとは本人の興味や関心に応じて読書で学ぶ形になります。
 プログラミングは、AIを活用して作品を作ることを目的とした学習になります。
 外国語学習も、語学そのものから多文化理解へと重心が移っていきます。

 勉強の目的は、大学入試ではなく、将来の仕事や生き方につながる学びへと変わっていきます。

 日本社会を復活させる基礎となるのは、子供たちの教育です。
 今、家庭でできることは、子供に読書力を身につけさせ、興味や関心を尊重することだと思います。
枝 6 / 節 8 / ID 36936
作者コード:
4.内田樹と養老孟司のわけのわからない対談――「だから「SNSで物申さずにいられない人」が量産される…「感想文」ばかり書かせる日本の国語教育 枝 4 / 節 9 / ID 36937
◆動画 https://youtu.be/uHZ2SpeLbSM

 内田樹(うちだいつき)さんと養老孟司(ようろうたけし)さんの対談がプレジデントオンラインに載っていました。
https://president.jp/articles/-/108060

 二人で適当なことを脱線しながら喋っている対談なので、特に何も問題はないのですが、プレジデントオンラインのタイトルが「感想文ばかり書かせる日本の国語教育の罪」という意味不明の書き方をしているので、誤解する人がいるかもしれないために一言書いておくことにしました。

 言葉の森の定義する文章の分類は、第一に事実文、第二に説明文、第三に意見文です。
 事実文の中には情景を描写することを中心とした文章もあります。
 自分の心情を中心とした書くことを中心とした文章もあります。
 事実経過だけを正確に書こうとする事実文もあります。

 どういう事実文になるかは、書く人の個性や好みが影響しています。

 説明文というのは、言葉のとおり物事を説明することを中心とした文章です。

 意見文というのは、小論文という言い方もできますが、ある主題を基にして構成を考えて書く文章です。

 内田樹さんがこの対談の中で述べている「感想文」とその対極にある書き方として挙げている「叙景文」とは、いずれも事実文に属するものです。
 この対談での「感想文」は心情を書くことを中心とした事実文、「叙景文」とは事実描写を中心とした事実文ということになります。

 こういう文章の種類に関する定義が不明確なので、訳の分からない雑談のような対談になっているわけです。

 内田樹さんは大学の授業でそれなりに文章を書かせる勉強をしようと思っていると思いますが、学生たちに心情中心の感想文ではなく、事実描写中心の叙景文を書かせて、どういう文章力または思考力の向上があるかというと、多分何もないと思います。

 内田樹さんの文章練習の授業は多分、多分単なる思いつきで行っただけで、その結果を検証するものようなものではありません。

 私は別に内田樹さんや養老孟司さんの雑談を否定しているわけではありませんが、プレジデントオンラインが適当な題名をつけているために、タイトルだけを見て誤解する人がいるかと思い、一言書いておきました。
枝 6 / 節 10 / ID 36938
作者コード:
5.合格速報 枝 4 / 節 11 / ID 36917
●兵庫教育大学附属中学校  S.H.さん

<担当講師より>

 合格おめでとうございます。
受験コースに切り替えてから意識が変わり、授業に臨む姿勢も作文の内容も目に見えて良くなってきました。Hくんを見て、受験という経験が人を成長させる瞬間があると感じました。
 今週末には第一志望の受験を控えていますので、あとひと息がんばってください!


●豊田西高校附属中学校  Y.N.さん

<担当講師より>

 合格おめでとうございます。
 圧倒的な読書量が毎週の作文表現に生かされ、立派な志望理由書の作成にもつながりました。クールで落ち着いた雰囲気ながら、興味がある動物行動学について語るときは静かに熱く、そんなNさんの魅力が面接でも伝わったのだと思います。
 4月開校の中学校で、ピカピカの一期生。新しい校舎、新しい仲間と共に素敵な中学校生活を送ってください。
枝 6 / 節 12 / ID 36918
作者コード:
枝 6 / 節 13 / ID 36919
作者コード:
枝 6 / 節 14 / ID 36920
作者コード:
枝 6 / 節 15 / ID 36921
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枝 6 / 節 16 / ID 36922
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枝 6 / 節 17 / ID 36923
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枝 6 / 節 18 / ID 36924
作者コード:
枝 6 / 節 19 / ID 36925
作者コード:
枝 6 / 節 20 / ID 36926
作者コード:
枝 6 / 節 21 / ID 36927
作者コード:
枝 6 / 節 22 / ID 36928
作者コード:
枝 6 / 節 23 / ID 36929
作者コード:
枝 6 / 節 24 / ID 36930
作者コード:
枝 6 / 節 25 / ID 36931
作者コード:
枝 6 / 節 26 / ID 36932
作者コード:
枝 6 / 節 27 / ID 36933
作者コード:
枝 9 / 節 28 / ID 36933
 
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