書いた人は中久喜 on 98/09/24 00:17:58:
コメント先: 日の丸・君が代は、まず調査を posted by 森川 林 on 98/09/23 18:36:51:
>> 自分は国旗と、天皇制、戦前の日本の国家体制を結び付けて考えてしまう。
>>再び戦争という悲惨な状態を引き起こさないために何ができるか。自分にできることは
>>一つ。自分の近くから、戦前に引き戻そうとする試みに反対を唱えていくことである。
>
> 日の丸と君が代の問題は、観念的にどちらが正しいかと判断できる問題ではなく、その時代の状況に応じて判断の変わってくる問題だと思います。
自分は「観念的にどちらが正しいか」を問題にしているわけではありません。
これから書くことは、日本語を使った議論としては、強烈過ぎるかもしれません。
しかし、議論の一過程として、あえて脚色せずに、ストレートに行きますね。
> 右寄りの勢力が日本を全体主義国家に戻そうとしている動きが強ければ、反対するでしょうし、逆に日本という国家が求心力を失っていて、日本人が自分の属する国に対して誇りも愛着も持てない状態が強ければ、賛成するでしょう。
あれかこれかではないのです。
そういうあいまいな捉えかたでは本質を見失います。
> 大事なのは、日の丸や君が代そのものの問題ではなく、今がどういう状況なのかということです。
> 情勢判断は、人によってかなり違います。調査のもとになるデータがはっきりしていればいいのですが、あまりそういうデータは表に出てきません。
>
様子を見ろということですね。
確かに状況判断は時と場合によっては大切でしょう。
しかし、無為無策でいたずらに時間を過ごすことになっては困ります。
> 私の考えでは、ちょっと前までは、やはり右に戻そうとする勢力が強かったので、日の丸・君が代には反対でした。
> しかし、最近は、卒業式や入学式の行事には、日の丸・君が代があるのが普通という感じです。
> 幼稚園の運動会に日の丸・君が代が出るのは、やややりすぎという感じがします。が、「園長先生、好きなのね」という感覚です。
>
> このへんの基準は、今後変わってくると思いますが、今の日本の社会は軍国主義の台頭よりも別の危険が迫っているように思います。
>
この基準については、根拠が示されていませんので、判断できません。
以下は、自分の判断についてです。
現在、君が代、日の丸について教育現場への押し付けが強く文部省からなされている。
なぜ、そうなるのか。
国家への求心力が必要と日本国家の指導者が考えているからでしょう。
その方向はこれからどうなっていくのか。
教科書の記述から、従軍慰安婦の部分、侵略戦争の部分を削るよう文部省の検閲がなされました。
戦争の真実を知らせずに、何を教えろというのでしょう。
卒業式や入学式に日の丸があるのが当たり前とのことですが、
それは自分たちの考え方とずいぶんとかけ離れています。
森川さんにとっては、日の丸や君が代も一つの道具なのでしょうね。
しかし、その道具がこれまでの歴史を引きずっており、しかもその真剣な反省の上に成立したものでないならば、正しい国家の統合の象徴とはなり得ません。
これは天皇制に対する認識の違いだと思います。
森川さんの天皇制に対する意見を伺わない限り、これ以上議論は発展しない様にも思えますが、いかがでしょう。