書いた人はタカヒロ on 12月 03, 1997 at 03:38:06:
森川林さんの、「競争や賞罰よりも理想を」を拝読いたしまして反論です。
物事の意欲を沸き立てるのに、理想を語るほど悪い方法はありません。
例えば文中で、勉強すれば社会を理解できて楽しい、というようなくだりが
ありますが、子供はその意味を分っても、理解する事がなぜ楽しいのか、まで
は分らないでしょう。結果、3日くらいはやる気になっても、持続しません。
今、自分がしている訳の分らぬ暗記と、社会を理解して楽しいという事が
どうしても結びつかないからです。
学校には一切行かさず世間と隔離し、子供にとって「社会を理解するのは楽しい」
と感じる事ができる学習材料を提供できるのなら、理想を語るのもよいと
思います。が、それは無理です。
要するに現在の学校教材が、理想に適してないので、そんなとこでどれだけ
理想を語っても無駄です。勉強さすのなら、とにかく強制的に、何も考えさせず、
受験ロボットにさせるのです。今の学校教材というものは、そうでもしなければ
とても興味なんか湧きません。
ですから、学校教育を変えたうえで理想をとくと言う意見なら、賛成です。
けんか売ってる訳じゃないですよ。反論おまちしています。