対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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結果を求めて ひとみ
先輩の引退まであと2ヶ月。テニス部である私の今の目標は先輩との最後の大会で県大会に行くことだ。高校に入学する前に立てた目標は先輩を抜かしてレギュラーをとること。この目標は果たす事ができたが、それだけでは何も残らないと思うようになった。それからはどの大会でもベストをつくして結果を残す事になった。
高校1年の秋、県大会予選が行われた。その日はものすごい強風。テントまで飛んでいってしまいそうな勢いだった。その予選、先輩とペアを組んでいたためプレッシャー大。風に煽られ、足も動かず負けてはいけない相手に負けてしまった。今ではその悔しさをバネに頑張る事が出来ているが、私は明らかにプレッシャー、大事なところに弱い。中学の引退試合でも同じ様なことをしてしまったからだ。あの試合は今でも鮮明に思い出せる。
しかし既に卒業してしまった先輩たちの経験談によると、先輩も秋の大会では惨敗続きだったが最後の春で県大会に行けた、とのことだ。もちろん惨敗続きで良いわけでは無いが、実際春に逆転することもできるということだ。そんな先輩たちみたいに良い結果を今度の大会で残したいと思う。
目標を持つことで自分が何をすればいいか、何をするべきかが鮮明に分かってくる。高校入学前に立てた目標も、1番手の先輩を目標にすることですぐに達成する事が出来た。また、目標を持つことは部活に限らず、勉強、仕事、趣味何にでも生かされるのではないか、そして思い出としても残る。私はそう思っている。
講評 kira
ひとみさん、こんにちは。部活動に打ち込むことで何かを残したいという懸命さ、ひたむきさが、シャープな文体で表現できました。県大会に勝ち進むことが大きな目標になっているんだね。
● 書き出しの工夫
作文の書き出しを印象深くする表現です。白球を追うコートの情景描写、音などで書き出してみよう。
● 体験実例
● たとえ● ユーモア表現
県大会予選で、実力発揮できなかったのは、プレッシャーに弱い自分のせいだと反省しましたね。プレッシャーを、会話や気持ちの「たとえの表現」などで詳しく描写できるといいね。
卒業した先輩は、まだ巻き返しのチャンスはあることを教えてくれたのね。それは、指導に来てくれたりした折にでしょうか。できれば、その場面を再現して書けるといいね。
体験は詳しく、見えるように書くことがポイントです。
● 一般化の主題
まとめの段落では、高校生らしい発展の仕方ができました。目標を持つことですべてに前向きになれるんだね。「何をするべきか」を明らかにしてくれるのが「目標」ですね。
このことを「自分」を超えてみんなにあてはまるようなまとめ方をするのが「一般化」です。ラストに
「目標を持つことは、人間にとって成長の秘訣だ。」といった大きなまとめを入れていこう。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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