創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
目標 ナスビ〜
「わぁ、めんどくせぇ。もうやだぁぁ。最悪。」
口に出てくるのはこんな言葉ばかり。(書き出しの工夫)
私はもう最高学年の6年生だ。あっという間に終わってしまった5年間。前のことが昨日みたいに感じる。信じられない。これから下級生をひっぱりあげるなんて……考えたこともないし、考えるだけでもめんどくさい。先生によく、
「あなた達はこれで下級生をひっぱりあげることが出来るのですか?」
といわれたものだ。本当にそのとおりだよ。今でもいいから5年生に戻りたい(笑)。というわけで、今年度の目標は「下級生をひっぱりあげる、責任をはたす」ということに今決めた。けれど、目標の理由はこれだけではない。もう1つ、理由がある。その理由は、自分が無責任で、友達にたよりすぎていたからだ。
私はミニバスに通っている。4年生から通っている。練習で5対5や3対3になると、端っこによけて、みんなから目立たないようにして、練習をさけていた。ようするに、「無責任」「まかせる」ということだ。いつもこんな感じだった。けれど、監督に最初から、
「出ろ。」
と言われるときもしばしばあった。この時だけ弟子のようになった気分だ。(笑)そのときはしかたなく出る。そんな年だった。しかしこの年、そう、最高学年になってからはうまくいかない。いつも出ることになってしまう。というか出ている。これで、まかせることもできず、無責任になるわけにもいかない。これからは、積極的に練習に臨みたい。そして、下級生をひっぱられるようにがんばりたい。
目標とは人間にとって重要だと思う。なぜかというと、目標を持っていたほうが、いろんなことに左右されないからだと思う。「やったぁ、よかった、最高!!」
口に出てくる言葉が変わってほしい。(書き出しの結び)
講評 jun
ナスビ〜君らしいテンポのいい書き出し。最高学年にふさわしい目標を立てることができましたね。これまでの自分を反省しながらも前向きな気持ちを書いたところに好感が持てます。
目標を持っていればいろいろなことに左右されないとはそのとおり。
書き出しも結びも工夫できました。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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