国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   新しいクラス   ミスターカービィ

「あーっ。マッツ−と違うクラスやん。」
ぼくには、大ショックだった。ぼくの心の中は、すすのように真っ黒になった。なぜなら、ぼくの親友の○○君(マッツ−)が違うクラスだったからだ。
 4月5日、この日ぼくの学校では、始業式があった。朝食のときにコップが割れ、少し不吉な予感がした。久々に会ったマッツ−と話をしながら、ちょっとずつ歩くたびに「マッツ−と同じクラスかな。一緒になれるかな。」という気持ちがどんどん増していった。とうとう、クラスが書いてあるボードのところまで来てしまった。緊張感で押しつぶされそうだ。ボードを見てみた。すると、5年1組8番、ミスターカービィーと記されていた。ぼくは、その瞬間「マッツーはどっちのクラスやろ。」と思った。なんと、マッツーは、違うクラスだったのだ。
 今年、マッツーとは違うクラスだったが、反対に嬉しいことも、あった。それは、強暴なYさんと、違うクラスだったことだ。Yさんは、女の子だが強暴でとても強い。4年生のときには、蹴ってきたりされた。そのYさんと、違うクラスなのだ。
 今年、新しいクラスになって分かったことがある。1個目は、友達は、友達だと言うことだ。たとえ、マッツーが違うクラスだとしても、
友達ということに、何も関係無いのだ。2つ目は、何か悪いことがあっても、いいことがあると言うことだ。マッツーとは、違うクラスでも、Mさんとは、違うクラスになれたのだ。マッツーとは、クラスが違うけど来年は、同じクラスになって友情を深めようと、思う。

   講評   ita

   
【第一段落】
 書き出しの工夫は、クラス替え発表の紙を見ての落胆の気持ちですね。だれもが経験するシーンをうまく表すことができました。
【第二段落】
 マッツーとクラスが分かれたことについて書くことができています。が、事実だけを書くのではなく、そこに過去の思い出や、マッツーと交わしたセリフなどを入れることで作文がイキイキします。ここはもっとたっぷり書いてくれるとうれしいなあ。
【第三段落】
 クラス替えでうれしいこともあった、とプラス思考のカービィー君がいいですね。好きな人と別れる寂しさもあれば、嫌な人と離れられる喜びもありますね。
☆Yさんの名前を他のクラスに見たときの「思ったこと」をかいてみよう。
【第四段落】
 作文を書きながら二つの分かったことが見つけられました。ここは「クラス替えをしたことで分かったことが二つある」という書き方をすることもできそうです。
     

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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