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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   レトリック感覚   えひな

 レトリックとは、私たちの認識と言語表現の避けがたい一面性を自覚し、それゆえに、もっと別の視点に立てばもっと別の展望がありうるのではと探求する努力のことである。人と人とが理解し合うことも、容易ではない。自分の視点と自分のことばづかいだけが正しいと信じきっている人は、想像力ないし創造力を欠いているために、自分とはことなる立場から見える景色を思いえがくことができない。肝心なのは、相手の立場、別の視点に立ってみればどんなぐあいにものが見えるか、ということを思いえがいてみる能力だ。レトリック感覚は、人間にとって相手を理解するために必要である。私は、レトリック感覚はいいと思う。
 第一の理由に、新しい発見があると活用するときに使いやすいと思う。私もそのような体験をしたことがある。この前数学の授業時間に分からない問題があった。そのとき、ある友達が教えてくれた。はじめてみたとき方ではなかったけれど、その問題でも使えるというのははじめて知った。人によっては、ある1つのものでも使い方はさまざまなんだなと思った。
 第二の理由は、人のさまざまな考えを理解することができる。私は、前にあまり盛り上がらない班になったことがある。そのときの班活動で私はがんばって盛り上げようとした。けれども、結局盛り上がらなかった。でも、終わったあとにその班の友だちから「盛り上げようとしているのが良かったよ。」と言われた。私は、がんばったかいがあったなと思った。そのように、班自体が盛り上がらなくてもみんなそれぞれの思いがあるのだと分かった。
 たしかに、レトリック感覚は、たくさんの考えがでてくるため、答えがだせないこともある。しかし、「才能とは自分自身を信じる能力である」という名言があるように、レトリック感覚は自分自身も変わっていけるのでいいと思う。これからもさまざまな考えをしていきたい。

   講評   huzi

 レトリック感覚によって、自分自身も変わっていけるという発見を示したね。これは、おもしろい考えです。そのときだけの見方の変化ではなく、見方を変えていくうちに自分も変わって行った。こういうことって、あるかもしれないなあ。
  レトリック感覚についてしっかり理解できましたね。
  【理由】にあるように、レトリック感覚は、活用するときに使いやすい=応用につながりますね。数学の勉強の中で体験したんだね。えひなちゃん自身も、友達にレトリック感覚を生かしたとき方を教えてあげることもあるかもね。
  2番目の【理由】の【体験実例】には意外性があるね。最初はうまくいかないと思っていても、他の人から見たら別のよい面が見えた。得をしたような気になりますね。まあ、がんばっていると予想外のところからプレゼントをもらえることもあるということかな。
 むずかしそうな言葉が出てきても、頭をやわらかくして考えたら大丈夫。次回もこの調子でね。

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