言葉の森の作文通信がなぜよいか
 書かせて添削するだけの指導ではなく、毎週の電話で事前指導をする作文通信 つづきを読む
昨日0 今日7435 合計7435

昔の作文/作文の丘から

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   里山を歩いていると〜感想文   ちえのわ

 しかし、村のあちこちに立てられた看板が目ざわりだ。看板には、「駐車禁止」とか「ゴミを捨てるな」とか、「私有地につき立ち入り禁止」とか、「山野草の花をつむな」とか、そして「山野草と採集は窃盗罪」とまでかいてある。何か殺伐としている。里山をきれいに維持している村の人びとにとって、ハイカーのマナーの悪さは目にあまるのだろう。開発が進む里山では、新しい道路がつくられ、野生動物たちが訪れる林が分断されることが多くなっている。野生動物にとっていちばんいいのは緑のコリドー(回廊)だ。緑のコリドーとは人間が立ち入らないことにする。野生動物たちは安心して緑のコリドーを伝わって移動できる。工事費が多少高くついても、道路の一部を地面より下のトンネルなどにして緑のコリドーをつくる工夫が必要でしょう。緑のコリドーを都市につなげていくことも、考えられていいだろう。生け垣や高垣などをもっとふやす。小鳥が食べられるような果実をつける樹木で生け垣をつくれるといいだろう。里山から都会の公園にまで通じる緑のネットワークだ。緑のコリドーをつた伝わって、里山の野生動物が都市の公園にまで姿を見せてくれたらどんなに楽しいことだろう。野生動物の脅威になる野良犬や野良猫を作り出さないことも必要だろう。そして、野生動物とほんとうのつきあい方を私たちがしっかり知ることだ。
 私は自然の多いカナダに住んでいるので、野生動物はよく見る。一週間に四日ドライブするとしたらそのうち二回は野生動物がひかれた死骸を道路で見るだろう。自然豊かなカナダでも、人間の力で多くの動物達は殺されているのだ。カナダで最も多く動物を見ることの出来るのはこれからの季節、夏だ。夏にカナディアンロッキーに行けば、熊、鹿、ムース、リス、エルクなどさまざまな動物に出会うことができる。私はかつて、カナディアンロッキーに二週間ぐらい旅行した時、ムースや鹿などをたくさん見たので最後の五日間ぐらいは飽き飽きしてしまい「また鹿〜??またエルクの群れ〜?」と言いたいところだった。また私が前に住んでいた家は「セントラル・パーク」という公園に近かったので、しょっちゅう「セントラル・パーク」まで散歩に行っていた。その「セントラル・パーク」ではなんと、リスが、東京ドームを埋め尽くすと言っても大げさではないほどいっぱいいるのだ。初めてリスを見たときは「うわ〜〜〜〜リスってこんなのなのか〜〜ちっちゃいな〜〜かわいい!!また見れるかなぁぁぁ」などと思っていたが「セントラル・パーク」を歩いていると次から次へとリスがひょこひょこでてきたので、しまいにはリスなんてどーでもいいやと思ってしまったほどである。
 日本では、最近温暖化が進んでいるせいで、冬眠していた熊が早めに目覚めて、森の近くに住んでいた人たちが襲われるという事故があったそうだ。人間の勝手で自然の環境も悪化させてしまう。結局被害を受けるのは私達人間なのだ。こういう事を自業自得というのだろうと思う。
 私は、人間にとって、自然保護をするために、一番簡単にできることは、動物にえさをあげないことだと思う。もしも人間が動物に甘えてえさをあげたら動物の本能が鈍ってしまうからだ。動物は自分で狩や木の実を探さなくなるだろう。セントラルパークのリスは、人間がえさをあげるので、人間の顔を見ると喜んで寄ってくる。そして真冬でも人間が与えるえさがあるせいで、冬眠もしない。反対にカナディアンロッキーは国立公園なので、石一つ動かしてはならないほど、生態に気をつかっている。なので、カナディアンロッキーの動物達は厳しい自然の中そのままの状態で生きているのである。カナダ人はそういう付き合いが日本人よりも上手だと思う。自然の動物にえさをあげることは、動物達の本能を鈍らせるので悪い考えだろう。自然保護とは自然を守ると言う意味なので、町を作るときも人間達の都合だけを考えないで、動物達の目線も考えて開発してほしいと思う。

   講評   hutu

野生動物に囲まれて暮らすと、「またぁ〜。」と感じるのが本音ですね。先生の家では雉(きじ)を見ることができます。同じ市にすんでいる人に「まさか!」と言われるのですが、本当なのになぁ。
<要約> 長文の中から大切だと思う文を抜き出してつなげてまとめることができました。いきなり「しかし」から始まるのはもったいないので、最初の「しかし」は省きましょう。
★ <要約> などの注意書きを忘れないようにね。
<体験実例> 見飽きてしまうほどの野生動物。これから夏になるとまたたくさんの動物に出会えるのですね。でも、事故に遭う動物が後を絶たないのは悲しいことです。「緑のコリドー」がありそうなカナダでもそうなのですから、日本のように山の中を高速道路が走っていると、鹿やいのししに当たってお互いが大変なじこになるのも当然ですね。
<ユーモア表現> 「初めてリスを見たときは「うわ〜〜〜〜リスってこんなのなのか〜〜ちっちゃいな〜〜かわいい!!また見れるかなぁぁぁ」などと思っていたが「セントラル・パーク」を歩いていると次から次へとリスがひょこひょこでてきたので、しまいにはリスなんてどーでもいいやと思ってしまったほどである。」
きゃあきゃあ言うのは最初だけってね(笑)。

<一般化の主題> 少し難しい注文ですが、「人にとって自然保護とは、〜だ。自然保護をするために、一番簡単にできることは、動物にえさをあげないことだと思う。」というまとめ方ができると、ちえのわさんの意見をはっきり明確に伝えることができると思います。
(例)人間にとって自然保護とは、簡単ではないが、よりよく生きるために大切なことである。自然保護をするために〜。」


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-20:00)