国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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    最後まで冷静に   ピプリー

 川は恐ろしい速さで私を引き込み、助けを呼ぼうとして何杯も水を飲んだ。私のからだの向きを百八十度変え、今度は下流に向かって泳ぎはじめた。東山魁夷画伯の書かれた本を読んでいた時、画伯も少年の頃、海で波にさらされ、似たような体験をされたことを知り、非常に感激した。
「すごいなぁ。この筆者の人・・・。かしこい!」
と、私は目を丸くして言った。私がこの話を読んで一番おどろいたことは、筆者がおぼれて、あわてている時よく冷静に考えられたなぁ、ということだ。もし、私がおぼれたとしたら、あわてたままでおぼれ死んでいただろう。
 私にも、似た話がある。それは、私が四年生だったころだ。社会のミニテストをやったときのことであった。地名や交通機関のテストだった。何回も何回も名前を読んでいたけれど、テストをやっているとき、あせりすぎて忘れてしまった。でも、気を取り直して考えてみたら、
「あっそうか!あれか!」
と、言って答えをカキカキ書いた。まるで発明者のように頭の中でパッと思い出した。あせってしまうと、ぎゃくにあまり良くないということが分かった。
「あぁ。どうしよう。どうしよう。」
と、言っていても時間がたつだけだ。
「どうしよう・・・。どうすればいいかなぁ・・・。」
と、考えるのを止めて気を取り直すことも大切だ。もし、私がパニック状態になっても、冷静になって考えるほうが時間がもったいなくない。筆者みたいにもし、おぼれたとしても冷静になって考える時間をふやしたほうがいい。もしも何かあった時のために、おぼれた時、どうすれば良いか考えておくといいかもしれない。そうするとパニック状態からさけられる。
 最後までちゃんと考えること、冷静になることは大切だと分かった。パニック状態になっても冷静になる、それはとてもいいことだ。これからも最後まで冷静でいたい。

   講評   yuta

◆要約は工夫してうまくまとめましたね。ばっちり!
◆社会のミニテストであわててしまった【体験実例】。あせりすぎて名前が出てこない。わかります! 頭の中がつまってしまったような感じ、先生も経験アリ。しかし“気を取り直して考えてみたら”「あっそうか!」『まるで発明者のよう』にパッと思い出した。(>▽<)気持ちいい〜! あせっている間は思いうかばないんだよね。一度冷静になることが必要なんだ。
◆“「あぁ、どうしよう。どうしよう。」と言っていても時間がたつだけだ”。この言葉を覚えておくと、いざというときにいいかもしれませんね。冷静に考える方が時間の無駄にならない。おぼれるなどの命にかかわる場面では、ふだんからの心構えも必要かもしれないね。
◆『最後までちゃんと考えること、冷静になることは大切だと分かった』。【わかったこと】でしっかりとしめくくれました。
       

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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