言葉の森の作文通信がなぜよいか
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昔の作文/作文の丘から

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   自分を守るということとは?!   うさちゃん

 それぞれの目的を気持ちよく、楽しく達成させてくれるのが里山の景観である。しかし、村のあちこちに立てられた看板がめざわりだ。里山をきれいに維持している村の人々にとってハイカーのマナーの悪さは目にあまるのだろう。都市に暮らす人々が、大切な山里を維持してもらえるように山里の人々に対して相応の負担をするべきではないかと考えている。金銭的な補助もあるだろうが、人手が不足している里山で下草刈りなどの世話をするボランティア活動であってもいいと思う。開発の進む里山では、新しい道路が作られ、野生動物たちが訪れる林が分断されることが多くなった。里山の野生動物が都市の公園にまで姿を見せてくれたらどんなにうれしい事だろう。このためには、都市の自然をもっと整備しなくはならない。 
 私はこの間、高尾山と言う山に登った。高尾山は東京都にあるハイカーに人気のある里山だ。コンクリートで整備された遊歩道もあったが、私は、岩や、木の根があってごつごつとしたいわゆるハイキングコースを歩いた。歩いていて気が付いたのだが、道や、休憩所や、広場などに、お掃除小僧という銅像が建っている。気になったので近くにいって見てみると、『ゴミは持ち帰りましょう。』と書いてあった。確かに、タバコの吸い殻は、少々落ちてものの、目立ったゴミは一つもなかった。それに、もう一つ私が気付いた事がある。ゴミ箱がない!これには私も驚いた。ゴミ箱はどこにでもあるものだと思っていたのに。しかし、よく考えて見ると、ゴミ箱が置いてあっても、例えば公園などは、逆にゴミ箱の周りなどが汚くなっている。つまり、よく考えてみれば、山の上にゴミ箱があれば、少しでも荷物を軽くしたくてゴミをどんどん捨てて帰るだろうし、そのゴミ箱を片付ける人は、ゴミを背負って降ろさなければならない。だから『ゴミは、自分で持って帰りなさい。』という事なのだろう。それに、ハイキングコースにゴミなどが捨ててなかったら、なんか捨てにくくなるはずだ。私だってそうだ。
 最近、私の近所の資材置き場に、建築お知らせ看板が立った。すると、だんだんそこにゴミが捨てられるようになった。みるみるうちに増えていき、今度は、電化製品が増えだした。例えば、ブラウンカンテレビ、時計、電子レンジ、炊飯器、などなど。ゴミが増えていくことが不思議になって、母に聞いてみた事がある。つまりこういうことだ。電化製品は捨てるのにお金がかかる。それに、建築するのなら、その辺りに捨てておけば、そこにマンションを建てる人が捨ててくれるだろうと捨てていく。そして、同じような事を思っていた人ではなくても、たくさん捨ててあるから私も、僕も、とどんどん捨てていくのだと思う。どうりで電化製品が多いと思った。まさに、『ちりも積もれば山となる。』だ。今は建築が始まったのでゴミは無いが、前まではまるで最近話題になっているゴミ屋敷のようだった。
 そうやって、悪い事だとは知りながら、他の人も捨てているからってなんでもポイポイ捨てていく人がいるから、環境が悪くなり、動物も来ないようになってしまうのだ。これこそ、『悪事身にかえる』なのにね・・・。(自分の首をしめていることに早く気が付かないと!)私は、そういうことはしない。里山にゴミを捨てるのは、自分がお金を払いたくないからだけで、何も良いことはないと思う。(何もそんなにケチらなくたっていいのに。)
 私はこの事から、人間にとって自然を守るという事は、人間を守るという事。すなわち、自分を守るという事なのだという事が分かった。
 これからも、自分や動物を守ることを心がけて自然を守ろう!

   講評   tama

 自然を守ることは大切だということは誰でも知っているはずなのに、山やキャンプ場などゴミを捨ててはいけないところにでも、平気で捨てていく人がいます。今はそれを片付けてくれる人たちの手によって環境が保たれていますが、やはり限界があります。いちばん大切なのは、私たち一人一人の心がけによってみんなが暮らしやすい環境を整えていくことですね。
 うさちゃんが書いてくれたように、いつもきれいにしているところには、ゴミは捨てにくいものです。しかし一度捨てられた場所は、あっという間にゴミで埋め尽くされてしまうことがあります。「自分一人くらいいいだろう」という気持ちこそ、捨てなければならないものなのにね。「悪事身にかえる」、まったくその通りです。人間も自然の一部であり、自然に生かされているのだと考えれば「自然を守ること」は結局自分自身を守ることにもつながるのだということがわかりますね。
 主題をしっかりと理解し、意見を大きくまとめることができました。立派な意見文です。


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