国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日1129 今日1436 合計8457
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   古いものor新しいもの   光龍

ラレルは、四つの仕事を同時に受け持つ、じつによく働く勤勉な助動詞である。他からの動作や働きを受けること、動作をする人に対する敬意を表すこと、しようと思わなくても自然にそうなるということ、そしてあることができるということ、つまり可能を表す。ら抜き言葉は、四番目の「可能」において頻繁に現れる。古い表現ラレルより新しい表現レルの方が発音しやすく簡潔でもあるので、よく使う可能表現をレルにしてしまったのかもしれない。
ラレルを使ったほうが良い理由は古くて正しいものには良さがあるからだ。例えば、歴史的建造物や打製石器、猿人の骨などだ。戦国時代にはお城なんか沢山あっただろうし、打製石器を使っていた人達にとっては、珍しいものでも何でもない。ましてや、猿人が猿人の骨を見つけたとしても、気持ち悪いと思うぐらいだろう。
一方で、新しくて便利なものにも良さがある。僕の家のパソコンは、このあいだ壊れてインターネットに繋がらなくなったので、新しく買った。僕は朝学校へ行く前にメールチェックなどをするのだが、壊れてから、新しく買うまでのあいだはそれが出来なかったので、ルービック・キューブ(僕のマイブーム《笑》)をしていた。すると、朝が始まったという感じがしなかった。これは、新しく便利なものに頼っている証拠だ。
確かに、古いものにも新しいものにも良さがある。しかし、「トランプが生きているのは、それが実際のプレーに使われているときである。」という名言があるように、古いものと新しいものをそれぞれ有効活用することが大切なのである。

   講評   tama

 古いもの、新しいもののよさを判断するには、実際にどちらも使ってみなければわかりません。そしてどちらがよいかを決めるということではなく、それぞれのよさを有効に活用することがいちばんよいということですね。柔軟な視点と感性を持って判断していきたいものです。よい意見でまとめることができました。

 「新しいもののよさ」については、タイミングよく(?)パソコンが壊れたとのことでしたので、便利なものにいつの間にか頼り、手放せなくなっている自分に改めて気がつき(笑)、実感をこめて書くことができましたね。いつもながらさらりと、しかもユーモアたっぷりの実例に引きつけられ、今回も一気に読んでしまいました。
 一方「古いもののよさ」については、歴史的建造物などを例に挙げてくれました。芸術としてみても素晴らしいものは、今でも重要文化財として世界に通用するものとしてしっかりと残されていますね。「古くて正しいもの」とするなら、言葉や道徳、伝統や習慣などについて触れてもよいでしょう。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)