創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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エジプトの博物館 プリヤ
ミイラ取りにいった人が、目的をはたせずに、自分もそこで死んでミイラになってしまうこと。中世から十八世紀のヨーロッパでは、このミイラが<医薬品>としてもてはやされた。そのため、ヨーロッパでも日本でも、危険を知りながら「ミイラ取り」にいった人がたくさんいたらしい。この話を読んで、一番おどろいたのは、「ミイラをくだいて、薬にしていた」と書いてあったところです。どうしてかというと、ミイラは人間の死体なのにそれを人間が薬として、飲むのは変だと思います。
私はエジプトへ行った時、考古学博物館へ行きました。いろいろなミイラを見ました。人間はもちろんのこと、犬や鳥、ワニのミイラまでありました。そしてツタンカーメンという昔の王様のひつぎもみました。そのひつぎが入っている部屋には人がいっぱいいたので、ひつぎを見れるまでとても時間がかかりました。なぜかというとツタンカーメンの墓はかくされた墓だったので、どろぼうが入らず、宝がほとんど残っていたので当時の金銀財宝が見ることができたからです。ツタンカーメンのひつぎは箱の中に箱が入るようになっていて、まるでロシアのマトリューシュカのようでした。ほかの墓はどろぼうに入られたので、ほとんど何も残っていなかったそうです。ピラミッドの中にも入りましたが、空っぽでした。
私はこの前お母さんに、
「ご飯だから、みんなを呼んでおいで。」
とたのまれました。妹と弟はテレビを見ていたので、私も一緒になって見てしまいご飯のことは忘れてしまいました。待ちきれなくなったお母さんがみんなを呼びに来た時、私もテレビを見ていたので、とてもおこられました。でもお母さんもテレビをみはじめてしまい、みんなで冷たくなったご飯をだまって食べました。
私はなぜピラミッドが空っぽだったのか、理解できました。ミイラが薬になるのなら、どろぼうはミイラもぬすんでいって薬にしたのでしょう。
講評 hira
実際に見た話は貴重な体験ですね。ほとんどの日本の小学生は実物を見たことがないでしょうから・・・。また、ご飯の話も面白い。「みんなで冷たくなった・・・」の描写は映像や静けさや感覚がよく伝わってきてうまいなあ。感心します。自分らしい感想文に仕上げられました。
構成 <こうせい> ● 三文抜き書き ○ 中心を決める
こんな風に慣(な)れてきたら、自分で大事だと思う文(作者が伝えたいこと)を抜き書く練習をしていきましょう。一番驚いたことに加えてしっかり理由も書けたのもいい。私達のしていることも後世の人から見たらびっくりするようなことがあるかもしれませんね。
題材 <だいざい> ● 自分だけがしたこと ◎ 前の話聞いた話○ その人らしい会話
二段落目、三段落目とそれぞれぴったりな話が思いだして書けました。欲を言えば、二段落目にも少し見たときの会話などを入れても良かったかな。
表現 <ひょうげん> ● たとえ ○ いろいろな言った
これまた、ブリヤさんならではのクスッと笑いたくなるような良いたとえです。いろいろな言ったももうお手の物ですね。
主題 <しゅだい> ● 心の中で思ったこと
長文を読んでエジプトの旅の疑問が解消されましたね。
※清書以外の週は、項目のキーワードを入れることにチャレンジしてみて下さい。<<>>の中に構成・題材・表現・主題の言葉を入れます。例えばたとえを入れたらその後に、<<>>の中に表現といれます。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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