国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日1594 今日17 合計8632
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   頑固なくらい   怪盗ピエナ

近頃は他人との関わるのが不器用な人が増えているとよく聞く。なぜ増えているのだろうか。
 第一の理由として、他人との直接の交流が少なくなったことがある。今の時代はネット社会であり、インターネットを通じて他人と交流できるようになった。違う国に住んでいる人と、つまり顔も名前も知らない人とも意見を交換できるようになり、交友関係は世界的になって広がったかのように思われる。しかし、現実的にはコンピューターに依存して、面と向かって話したり遊んだりするという一番身近にある交流が近年薄れてきているように思う。その交流が薄れてきているために、他人とどういうふうに付き合ったらいいかわからなくネットに依存してしまうのではないだろうか。わたしが幼い頃は習い事をたくさんやっていたが、暇なときはいつも友達と遊んでいた。しかし、今は塾に通わせたり、塾のない日でも勉強ばかりさせて、あまり子どもを遊ばせない親が増えてきているように思う。もちろん勉強も大切だが、遊ぶことも社会性を養うためには必要不可欠なことだ。子どものうちに遊ばないといつになって遊べるのだろうか。高校生にもなるとなかなか遊ぶ時間がない。わたしは絶対に小さいうちから友達とたくさん交流して、他人との交流に苦手意識を持たないようになったほうがいいと思う。なので、自分が親になったら習い事をさせたとしても、暇な時間をつくって出来るだけ遊ばせてあげたいと思う。
 第二の理由として、やることが多くなったことがある。自分のやるべきことが多くて、他人と関わっている暇がない。外国の人からは〝日本人は働きすぎだ。〟というのを聞いたことがある。外国では残業もないし、土日出勤もないという。日本でももう少し休日を設けて、誰かと交流できる時間をつくっていくべきだと思う。
 確かに、わたしも女特有の面倒な交友関係に飽き飽きしてしまうときがある。そんな時、他人との交流が面倒になって独りになりたくなる。しかし、今の高校生活でわたしは友達に恵まれているおかげで、楽しい日々を過ごしている。部活の仲間もこのメンバーだから楽しく出来ているというのもある。わたしには怪我をした時にすぐに電話をしてくれたり、嬉しかったときは一緒に喜んでくれる友達がいる。それは他人と交流しているからこそできるのだ。これからもそんな友達を増やしたい。なので、他人との交流を出来るだけ面倒だと思わずにしていきたいと思う。

   講評   mako


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)