言葉の森の作文通信がなぜよいか
 書かせて添削するだけの指導ではなく、毎週の電話で事前指導をする作文通信 つづきを読む
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昔の作文/作文の丘から

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   わたしと金魚のきずな   ビクトリア

 「金魚がいないとさびしいな。」
「生き物がいるといやされるもんね。」
わたしは最近まで金魚を飼っていました。でも、この前、3匹の金魚が死んでしまったのです。
 これは、なつかしいエピソードの話です。金魚のキン、リュウ、デメは最初はあまりわたしに寄ってきませんでした。でも毎日エサをあげていると、いつの間にか寄ってくるようになりました。その動作は、かわいかったのですが、エサ目当てだと知っていて、心の中では、
「チッ・・わたしに寄ってくるのは、エサ目当てかよ!」とぶつぶつ文句をいっていましたが、えさをあげて喜んでる金魚たちをみると、わたしもうれしくて、なんだか母親になったような気分にもなりました。
 金魚たち、それぞれの性格も、もちろんちがいました。キンはくいしんぼうで、人さわがせな金魚でした。エサをあげると、もっとちょうだい!と口をパクパクさせる動作をしていました。酸素不足のせいで、プカーっとまるで浮き輪のように浮いていたこともありました。新しい水そうになると、スイスイと泳いでいました。リュウは、体が小さく、あまり目立たない金魚でした。でも、クルッとでんぐり返しをしたり、時々、逆立ちをしていてハラハラさせられました。デメは、3匹の中で一番からだが大きく、わたしの一番のお気に入りでした。デメはエサをあげると、まるでシュッと忍者みたいに反応し、一番先に食べていました。食べ終わると、活発になり、水草と遊んでいました。しかし、リュウ、キン、デメという順番で死んでしまいました。とてもつらく悲しかったです。今は、金魚がいなくて、とてもさびしい気持ちです。
 お母さんは、昔、犬を飼っていたそうです。種類は柴犬で、名前は、てつろう、だったそうです。お母さんが10歳のころから飼っていて、大学生のころに死んでしまったそうです。お母さんの話によると何気なく泣きたい日があって、シクシクしていたら、弟からてつろうが死んじゃったという電話あったそうです。
「もしかしたら、わけもなくシクシクしてたのも、てつろうが死んじゃったからかな?」とお母さんはふしぎな気持ちになったそうです。わたしは、その話を聞いて、人間と生き物のきずなは深いなと思いました。
 わたしは生き物を飼って、生き物の気持ちが分かったような気がします。お母さんは犬が死んだ日に泣いていたのはなぜだろうと思っていたそうです。わたしはきっと、てつろうと心がつながっていて、気持ちがわかりあっていたからだと思います。生き物とのきずなは大事だなと感心しました。
 「もっと、長生きしてくれればよかったのに・・」
わたしは、水そうがあった方向をみるのがくせになりました。もう水そうはないのにそこには金魚がいたような気がしました。その時、めがしらがあつくなりました。

   講評   onopi

 以前に金魚の話を作文で書いてくれたことがありましたね。その金魚たちは今はもう死んでしまったようですが、大切にお世話をしてあげていたことがよくわかるように書けていました。
 書き出しの工夫も動作・情景の結びもよくできています。さびしい気持ちがよく出ていて、よく考えられているなと思いました。以前かっていた時のようすを思い出しながら金魚について書くことができています。もう一つの例はお母さんから聞いた犬の話が書けました。日ごろから気持ちが通じ合っていると不思議なことがおこるものですね。お話を聞いて思ったことがくわしく書けていました。最後に全体を通しての感想が書けています。生き物と気持ちを通わせることができるといろいろな感情が学べるのかもしれません。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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