低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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しつけ いまの
基本的な問題に、どんな点から気付くのか、そういうものが、どんな状況から出てくるかというと、それも、その人の素質によるものだと思う。小さな家庭生活や、子供社会の経験から、本能的なわがままな感情と、一方では、経験的にどうすればいいかという、理性というものが、小さいときから生まれてくるのだ。そういう日常生活を通して、どんなに親しくても、それぞれの立場があるということを、躾として、覚えていく。両親の躾がしっかりしているという、家庭内の空気を感じさせ、これが人間形成の一端を担っていた。本当の愛情は何なのかと、スキンシップで親子の会話や感性が生まれるようにしなければならない。<要約>私は愛情のあるしつけを受けることを良いと思う。
その理由は第一に、子供は躾を受けることで、善悪の判断を覚えるからだ。こんな社会実例がある。人間関係における意識調査で、「夫婦、親子間で本音を話しているか」はい75% いいえ19% また、「自分の子供を叱れるか」はい92% いいえ6%という結果だった。しかるのは愛情がないからではなく子供の将来のために叱るから、叱れない親というのは親ではないと、私は思う。また、子供が反抗したりするのは親の育て方が原因だと思う。生まれたときからある程度の外見や、能力は決まっているが、性格は環境の影響が一番大きいと私は思う。自分の子供に責任をもって、甘やかしすぎず、反抗もしない程度にしかることが大切だと思った。
第二の理由としては、子供は躾をされることで自分を受け入れられていると、確信するからだ。あまりに甘やかされたり、何もしてもらえずまるで物のように、ほおっておかれると相手に自分を理解してもらっていないと思う。ある程度世話もしてもらい、躾もされるが、後は自分で考えて自立するというのが私は一番だと思う。
確かにしつけてもその子が生まれながらに持っている素質が、個性として全面に出ることもあるだろう。しかし、「ロバが旅に出たところで、馬になって帰ってくるわけではない。」という名言があるように、その子の個性も見ながらもある程度の躾をし、常識を身につけることは大切だと思う。だから私は、愛情のあるしつけを受けることを良いと思う。これから私は、悪い事は相手にしっかり言えるようにしたい。
講評 komiko
いまのちゃん、こんにちは! 親から受けるしつけについてていねいに考えることができました。「データ実例」もしっかりと入れられましたね!
「要約」を工夫をしてまとめた後に「私は愛情のあるしつけを受けること良いと思う。」としっかりと「是非の主題」を挙げられましたね。「理由一」では「子供は躾を受けることで善悪の判断を覚えるからだ。」として「データ実例」で子どもをしかれない親が6%もいることを挙げてくれました。ここでは「こんな社会実例がある。」と書き出してくれましたが、「例えばこんなデータがある。」と始められるといいですね。「理由二」では「子どもはしつけをされることで自分を受け入れられていると、確信するからだ。」として放任されることでの感じ方を挙げてくれました。ここではお友達のご家庭の「体験実例」などを挙げられるともっとよくなりそうですよ。第四段落は、しっかりと四つのステップをふんでまとめることに成功しました。随分短い時間で意見文をまとめられるようになられましたね!
次の、二月十一日(祝)は、「お休み宿題」です。「新聞と言うものをまるで読まない(感)」を読んでの意見文です。しっかりと音読をしておきましょう。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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