元の記事：【重要】言葉の森の現状と今後の展望 (1487字)
森川林（nane）
2022/11/07 16:19:59 14252 
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9月指導分の給与から10％カットになってしまいましたが、今後、生徒拡大を進め、できるだけ早く元の給与に戻し、更に、ずっと昔のように利益の30％還元という状態を復活させたいと思います。
最近、問い合わせ者数が増え、複数受講も増えているので、受講者は徐々に上向きになっています。
今後の課題は継続率を高めることになります。そのために、指導の充実とともに、保護者とのコミュニケーションと、生徒のコミュニティ化に力を入れていきたいと思います。
言葉の森の10月の生徒数は684名、受講者数は824名です。複数受講率は約120％です。
11月付けの退会が比較的多かったので、11月は受講者数が10名ほど低下する予定です。
しかし、9月末から宣伝を復活させたこともあって、現在、問い合わせ者数は、例年を上回るペースで（1日2～3人）推移しています。
これから、この問い合わせ者が体験と入会に進む予定です。去年までのデータでは、問い合わせ→体験は50％、体験→入会は70％です。
継続率に関しては、今年はかなり改善されて、現在在籍者数あたりの毎月の退会者は、3.7％になっています。（2021年4.9％、20年3.9％、19年4.4％、18年3.9％）
在退率を講座別に見ると、
・作文個別 4.8％（毎月100人中4.8人が退会するという意味）
・作文クラス 2.9％
・総合学力 1.5％
・国語読解 5.0％
・算数数学 6.8％
・英語 3.0％
・創造発表 7.1％
・プログラム 3.5％
となっています。
総合学力クラス（41名）は、低学年の生徒が多いので、自然に在退率が低くなっています。総合学力クラスは、今後生徒を増やしていく予定です。
作文クラス（251名）が作文個別（310名）に比べて、かなり在退率が低いのは、友達と一緒に勉強していることと、その場で作文を書き出すことから、続けやすいためです。
高校生の生徒は自覚して勉強している人が多いので作文個別でも継続できますが、小中学生の作文個別の生徒は、できるだけ作文クラスに移動してもらう必要があります。
国語読解（136名）と算数数学（32名）の在退率が高いのは、指導の仕組みがまだ不十分なためだと思うので今後改善していきたいと思います。
さて、今の子供たちの教育状況を見ると、中学受験が末期症状的に盛んになっています。
これは、高校入試も大学入試も同様で、時間をかけて詰め込めば成績が上がるという傾向はますます強くなっています。
ただし、これは世界的に見ると、かなり時代遅れの学習で、日本の大学の国際評価が低くなっているのは、こういう受験勉強のせいがあります。
中学生は、勉強に対する自覚ができるので、まだいいのですが、小学生が受験に特化した勉強をするのはかなり無理なところがあります。
今後の教育の方向は、この受験のための競争教育から、真の実力をつけ個性と創造性を伸ばすコミュニティの教育へと変わって行きます。
オンライン４人クラスの教育プラットフォームと、作文や読書紹介を中心とした創造的、発表的、対話的な学習は、これから評価されるようになってきます。
教師の役割は、生徒を教えることよりも、生徒の自主学習を促し、クラスの中での友達関係を作ることへと変わっていきます。
言葉の森の取り組みは、時代を先取りしていることが多いので、世間に広がるのは多少時間がかかりますが、これからオンライン超少人数クラスのよさがわかってくると、いつかブレークする日が来ると思います。
その日が早めに来るように頑張っていきましょう。
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