元の記事:小5 ニシキギの山 8.3週 「国際人とは一体(感)」 (840字)
すずめ(miri)
2012/08/24 11:40:25 283 10 8.3週 「国際人とは一体(感)」
今回のような課題は、高学年ならではですね。世界、社会に目を向ける第一歩といった感じで、とっつきにくい面があると同時に、ちょっと大人になったうような新鮮な喜びを感じるのではないでしょうか?
使う長文も藤原正彦さん(あの大ベストセラー「国家の品格」の藤原さんです)のもので、少し難しい本に挑戦したい子にはよいきっかけとなります。
さて、ご家庭でこの課題について対話をするとき、どのようなテーマで話すとよいでしょうか。
おすすめなのは、まずお子さんといっしょにこの長文を読み、「どんな話が書かれていたか」を簡単に確認します。お子さんがあまり理解できていない様子なら、わかったところだけ言ってもらいます。それにおうちの方が補足してあげるスタイルがよいでしょう。
テーマは「国際人とは、自分の頭(言葉)で考えたり行動したりできる人である」というあたりです。具体的には、おうちの方が受けてきた学校教育について、受験戦争について、自由研究の思い出、外国人との交流でわかったことなどをあげていきましょう。
●小学生の時、歴史の年号を覚えるのがいやでどうしてこんな勉強するのだろうと、歴史の勉強自体も嫌いだったが、夏休みに歴史博物館の自分で調べるコーナーに行き、好きなようにあれこれお調べるうち、歴史のおもしろさに開眼した。
●子どもキャンプで、外国人の子どもたちといっしょに活動して、アメリカの学校での自由な学習の様子を聞いて驚いた。どんな場でもきちんと自分の意見を言えるというのがとても大事だと知った。
●学校で、座学より、給食や体育、図工の時間の方が人気があるのはなぜだろう?
おうちの方も「国際人となるには」ということを考えてみるよいチャンスですね! 悲しいかな、多くの日本人はまだまだのようですから……。
授業の渚
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