元の記事:小6 ヒイラギの山 9.1週 「私の長所・短所」 (1041字)
すずめ(miri)
2012/08/28 11:30:25 288 10 今週は作文検定です。字数と項目はもとより、内容もよりよいもので挑戦できるようにがんばりましょう!
今回の課題は、自分のことをふりかえって書くものではありますが、おうちの方への取材から、「家族は自分のことをどう見ているか」という話を引き出し、話に広がりを持たせるとよいですね。
ただ、おうちの方への注意! やはり思わず小言が出そうになるのが親というもの。長所の話より、短所についていいたくなる心情は誰しも同じです。
しかし、作文を見るとおわかりになると思うのですが、毎年この課題をやると、驚くほどみんな内省・内観的に自分をみつめているのです。さすが6年生、と言いたくなるほどです。その結果、自分の足りないところ、ダメだとおもうところに目がいきがちで、短所ばかり書く子もいます。
また、自分中心だった小さな頃に比べて、客観的になり、まわりと比べるという目が芽生えてきます。劣等感が強くなり始めるのもこの頃から。
そういうわけで、言わなくても短所は自分でわかっているはずなので、おうちの方からは、
●「いつも、黙って妹を優先させてあげてるわよね。2つしか違わないのに、小さい時からずっと。ほんとうに優しい子だなあと思っているのよ。そこが最大の長所じゃない?」
●「△△の大会で、誰もが優勝までは無理だと思っていたのに、最後まで食い下がって、初優勝したね。あの時は根性があるなあと感心したよ。」
●「1年生の時から、一日も休まずに言葉の森の暗唱を続けているね。三日坊主のお父さんにはまねできないよ。旅行にもお泊りにも持って行ってやっているんだからね。わが子ながらあっぱれだなあ。」
●「逆上がりや、跳び箱、水泳、それに泣き虫だったことも克服したよね。苦手なことに挑戦して、できるようになるまでがんばる努力家というところが長所だと思う。」
こんな感じで、日常的なことの中からその子の長所をみつけて、エピソードを交えて話してあげましょう。特に本人も気づいていないことや、そんなことは長所とは言えないのではないかと思っているようなことを言ってあげると効果的です。
数々の対話をおすすめしてきましたが、今回の課題は、作文のためだけでなく、この時期にしておくとよい大事な話が(作文にかこつけて)できると思います。ぜひ、お時間をとってゆっくり話してみてください。
授業の渚
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