元の記事:小6 ヒイラギの山 09.2週 「噴水は、飲めない水で(感)」 (943字)
すずめ(miri)
2012/09/07 18:11:41 299 11 感想文課題の時は、対話の前にできるだけおうちの方も長文に目を通しておいてください。的をしぼった対話ができることでしょう。
「役に立つとは思えないけれど、あると何となくいいもの」について、というのが今回のテーマ。さすが6年生ともなると、こういうテーマが出てくるのですね!
最後の「一般化の主題」(~は人間にとって……である)という結び方を意識して、さあ対話を始めましょう。
● 母「ぴったりなものがあるじゃない? 」
子「えっ、もしかして、あのクマ!?」
母「そうそう。もう10何年もいっしょに寝てるのよねえ。もうぼろぼろだから、何度も捨てなさいって言ってるのに……。」
子「だって、なんだかだっこしていると落ち着くんだもん。」
……。
●● 子「お父さん、これなあに?」
父「ああ、太陽に向かって だってさ。」
子「どうしてここにあるの?」
父「こういう像があると、駅前が文化的な感じになって、何となくいいいだろう?」
子「アートって感じ?」
父「そうそう、そういう雰囲気になるだろ。」
子 ブロンズ像を撫で回す……。
●●● 「この間、スーパーで、突然機械が壊れちゃったみたいで、店内放送の音楽が聞こえなくなったのよ。ふだんはほとんど聞いていないんだけど、なくなると変な感じがしたのよね。少しして復旧したので、改めて耳を傾けたら、あの音楽があるとなんだか楽しい気分になると思ったわ。なくてもいいけど、あるとなんだかいい、のよい例でしょう。」
●●●● 「おばあちゃんの部屋の棚にある、地方の民芸品だけどね。これはどんどん増えるし、色も褪せてきて、捨ててもいいように見えると思うんだけど。おじいちゃんとでかけた思い出や、みんなからのおみやげだから、こうして部屋にあるとうれしいのよねえ。何より、年寄の部屋がにぎやかになるでしょう?」
こんな感じで、いろいろな「役に立つとは思えないけれど、あると何となくいいもの」をあげて、そのものに対する思いなどを話し合いましょう。
そうすると、一般化の主題が自然と見えてくるかもしれませんね。
授業の渚
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