元の記事:高校入試ハイパー作文6.1週 (665字)
森川林()
2018/05/23 10:41:34 8942 5 想像力を使って考えることについて
大阪府立北野高校
https://www.mori7.com/izumi/gazou/2015/1301458581.jpg
説明
第一段落は、実例と意見。「学問には、分析と想像が必要だと言う。これは、私たちの身近な勉強や生活にも当てはまる。例えば、スポーツの世界でも、試合に勝つためにはまず相手を分析する必要がある。しかし、その分析から自然に答えが出てくるわけではない。当日、どういう作戦を立てて臨むかは、想像の力を借りる必要がある。そして、大事なのは、この想像力だ。」など。
第二段落は、その理由。「なぜ、想像力が大事かというと、現実の世界は、知識と理屈による分析だけではカバーできない不確定な要素があるからだ。ニュートンは、自分の学問を、世界という広い海を前にして小さな砂浜で遊んでいることにたとえた。こういう謙虚さが、新しい学問を生み出す背景にあったのだ。……」など。
第三段落は、その方法。「では、想像力を持つためには、どうしたらよいのだろうか。それは、幅広い教養を持つことだと思う。学問の世界の新しい発見は、往々にして予想外のミスのようなところから生まれている。その予想外の出来事を、意味あるものと考えるためには、専門の学問を超えた知識が役に立つことが多いはずだ。……」など。
第四段落は、反対理解とまとめ。「確かに、正確な分析は、学問研究の基礎だ。しかし、分析だけで終わったのでは、学問に進歩はない。新しい発明や発見のためには、想像力が欠かせない。そして、その想像力は……」など。