水曜19時の作文クラスのみなさまへ
お世話になっております。先週は作文の進級テストの回でした。学校の定期考査と重なったり、体育祭があったりと、忙しい時期ですが、力作が届いています。森リンにランキングされたみなさん、おめでとうございます。
https://www.mori7.com/mri/mri_best.php
このクラスは、みなさん入賞です!
さて、6月2週の作文の書き方です。
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【マキ】★ 600字以上
まず、要約です。
「見てから知るべきである、知ったのちに見ようとしないほうがいい。われわれは「知る」ということをとても大事なこととして考えている。しかし、ものごとを判断したり、それを味わったりするときには、その予備知識や固定観念がかえって邪魔になることがある。だから、まず見ること、それに触れること、体験すること、そしてそこから得る直感を大事にすること、それが大切なのだ。」「実際にものを見たり接したりするときには、これまでの知識をいったん横へ置いておき、そして裸の心で自然にまた無心にそのものと接し、そこからうけた直感を大切にし、そのあとであらためて、横においていた知識をふたたび引きもどして、それと照らしあわせる」「自分の感性を信じつつ、なお一般的な知識や、他の人びとの声に耳をかたむける余裕、このきわどいバランスの上に私たちの感受性というものは成り立たねばなりません。」
〇ここから「知識にとらわれずに物事をありのままに見ることは大切だ」という意見が導かれます。
●第二段落は 「第一の理由は」と書き出して、まず理由を表すまとまった一文を置きます。
★ 複数の理由一
「第一の理由は、先入観があると物事の真の姿を見ることができなくなるからだ。」そのあと自分の体験例などを具体的に。
★ 体験実例
中学校の先生はこわいぞと言われてびくびくしていたが、実際は違った。〇〇は不味いと思っていたが、実際はおいしかった。
●第三段落は「第二の理由は、知識に頼らず、自分の目で見た方が自分が成長するからだ」など。たとえば、絵や音楽を鑑賞するとき、予め有名な芸術家のものだと聞かされているよりも、真っ新な気持ちで見たり聴いたりしたほうが勉強になりますね。
●第四段落 まず、「確かに、知識があった方が効率よく物事を見ることができるかもしれない。」と反対意見に理解をしめします。
★ 反対意見への理解
つぎに「しかし」と展開して、
★ 名言の引用 最後の主題の前に
「〇〇〇という名言があるように」と引用します。
しかし、『行動するためには多くのことに無知でなければならない。』という名言があるように知識にとらわれず、自分の見方で物事をありのままに見ることは大切だ。」
【ライラック】★ 600字以上
●まず、要約です。
【要約例】 国際感覚があるというのは、ただ流暢に外国語を話し、外国人とそつなく付き合えるというような単純なことではない。国際感覚を身につけている人とは、「自分なりの意見を持っている人」、「それを正確に伝えられる人」、「常にステレオタイプの発想を避けようと努めている人」、「海外のことだけではなく、日本についてもよく知ろうとしている人」、「異文化と正面から向き合おうと心がけている人」などである。時代は国際化時代から地球時代へと移り変わりつつある。これに対応して国際感覚だけでなく地球市民としての意識が要請されるようになって来た。地球市民であるということは、私達一人ひとりを包み込む最も普遍的な定義である。
〇そこから「私は、自国の利益だけでなく全地球的な利益を考えられる人間になりたい」という主題が導かれます。
●二段落目は、第一の方法をあげます。「第一に、自分の意見をしっかりと持ち主張することだ。」★ 複数の方法
そして自分の体験実例をくわしく。★ 体験実例
みんなのために、全体を考えるということで身近なことでは、学校の委員会や生徒会活動がありますね。ただ参加するだけではなく、発言者となることで初めて役に立つことができます。
●第三段落は、第二の方法をあげます。「広い視野を持つことである。」こちらにも具体的な裏付けを。
広い視野の第一歩は、自分とは反対の、異なる意見を持つ人への想像力、思いやりです。相手の立場に立ってみることは大切ですね。
●第四段落 まず、反対意見に理解を示し、名言を引用して、もう一度生き方の主題でまとめます。
確かに、「自国の利益を守ることも大事である。」しかし、「私たちの幸福が、ほかの人びとの不幸に支えられているのであってはならない。」という名言があるように、私は自国の利益だけではなく、地球全体の利益を常に考えながら生きていきたい。」
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質問はいつでもお寄せください。
よろしくお願いいたします。
きら