いつもありがとうございます。
全国的に猛暑が続いていますが、生徒の皆さんは元気いっぱい!今は夏休みとあってそれぞれに楽しく過ごしていることと思います。夏休みだからこそできることにチャレンジしてみるのもいいですね!
さて、先日の保護者懇談会の資料はこちらです。
お手すきの際に目を通しておいてください。
https://www.mori7.com/as/5355.html
私が担当している作文クラスの保護者懇談会で多く話題に出たものについて、こちらで共有させていただきます。
◆予習に時間がかかり過ぎて負担が大きい。箇条書きにすることが難しいようだ。
→メモを作る前に、どんなことを書いてみようか?どんな話にふくらませようか?など、家族で話し合いましょう(食事の時の楽しいおしゃべりの延長で十分です)。お子さんのイメージがふくらむよう、お子さんの答えを引き出してあげられるような質問をしてあげるのも◎です。そして、お母さん、お父さんの体験談をたっぷり聞かせてあげることも◎です!
→予習メモを書く時間は15分程度を目安にするといいです。作文のようではなく、箇条書きにするといいです。メモをそのまま作文に書き写すのではなく、メモをもとに話をふくらませていきます。ここで家族で話し合ったことも生きてきます。
◆慣れてきたこともあり作文がパターン化・マンネリ化して変化が見られない。
→作文の構成(型)はいつも同じです(^^ゞ この型は作文を書き続けるほどに身にしっかりついていきます。低学年なら「はじめ・中・おわり」、中学年以上は「書き出し(導入)・中心になる話(展開)・もう一つの話(展開の転換)・まとめ(結論)」ですね。
→表現の工夫をする、話の広げ方を工夫する、会話をいきいきさせる、思ったことをより深めるなど、工夫をするところはたくさんあります。「これでよし」と思ったらそれ以上の成長は望めません。しかしながら、今日はこんな風に書こう、あんな風に書いてみたいなと考えをめぐらすことで作文はぐんぐん成長していきます。家族の対話の中でアイディアが浮かび、想像がふくらむことは多いので、ぜひ、子どもに丸投げせず、お父さんお母さんも関わってあげてください。
◆段落ごとのばらつきがあり、特にまとめが極端に短かったり雑なように感じる。
→まとめを「終わり」ではなく「読んだ人の心に残る言葉」ととらえてみると書き方が変わってくると思います。最後だから急いで終わらせようと思いがちですが、作文の中でいちばん伝えたいことをもう一度やさしく言い直してみる、読み終えた人に何かを伝えようとする気持ちを入れるなど、工夫の仕方は様々あります。個別指導の際に例示していきますね。
また、我が子はこんなに成長しました!という嬉しいお話もたくさんいただきました。
☆習った漢字を使おう、字を丁寧に書こうと意識するようになった。
☆表現を工夫したい思いが強くなり、様々な言葉を作文の中に入れるようになった。
☆少しリラックスした雰囲気で取り組むようになったら、作文をのびのびと書けるようになってきた。書く楽しさを大切にしてあげたい。
☆この1年を振り返ると大きく成長したと感じられる。書き続けてきてよかった。
☆気分的なムラがなくなり、意欲的に取り組むようになった。
☆先生に褒められて意欲がアップ。難しい課題にも自信をもって取り組めている。
☆テーマを決める、話をストーリー仕立てにする、比喩を中心に考えるなど主体的に取り組むようになった。
作文は大人が思う以上に気力体力を要する取り組みです。大好きなお父さんお母さんが一緒に楽しんでくれたり、ほめてくれたりすることが取り組みの原動力ともなりますので、引き続き、よいところをたっぷりほめて小さな成功体験を一つまた一つと積み上げてあげてください。
何かご質問、ご相談等ありましたら、個別れんらく板をご活用下さい。
今後ともよろしくお願いいたします。
細田江美(home)