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どういう本を読ませたらいいか  2008年12月14日  No.332
 URLは、http://www.mori7.com/index.php?e=332
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 「どういう本を読ませたらいいですか」という質問をよく受けます。
 昔は、推薦図書の一覧表を作っていましたが、いい本ほど次々に絶版になるようなので、その一覧表はもうしばらく更新していません。
 確かに、子供たちのだれにすすめても感動してくれる本があることは知っています。例えば、「宇宙人のいる教室(フォア文庫 さとうまきこ著)」です。これは文字が大きいので小学校低学年でも読めます。しかし、大人が読んでも感動する本です。
 しかし、個々にそういう本をすすめると、中にはその本とその子が合わない場合、そこで読書が止まってしまうこともあるのです。それは、たいていその本がその子にとってまだレベルが高い場合です。例えば、ミヒャエル・エンデの「モモ」や「はてしない物語」はすばらしい本ですが、それを小学校中学年までの子に読ませたら、たぶんあまり面白くないと感じ、その一方で「もう、その本は読んだ」という気持ちになってしまうでしょう。本をすすめるというのは、そういうマイナスもあるのです。
 そこで、今行っている提案は、もっと単純で実戦的なものです。
 小中学生は、「フォア文庫」「青い鳥文庫」「偕成社文庫」などのシリーズから選ぶとよいでしょう。
 高校生大学生は、「中公新書」「新潮選書」「岩波新書」などのシリーズから選ぶとよいでしょう。
 大学生は更に、「岩波文庫」(特に青帯や白帯)からも選ぶとよいでしょう。しかし、同じ書名の本であれば、角川文庫などの方が現代語に直されているので読みやすいと思います。
 これらのシリーズ化された本は、一応時代の試練に耐えてきた本です。どの本を選んでも、得るものはあるはずです。これらのいわば古典と見なされる本で読む力をつけていけば、あとは、子供自身に本を選択する力が育っていきます。いちばん大事なのは、子供自身に自分で本を選んで読む習慣がつくということです。
 そして、家庭で読書をする時間を毎日必ず確保するということです。宿題の量が多いときは、親が代わりに宿題をやってもかまいません。学校や塾の宿題よりも、家庭での読書を優先するという姿勢が大切です。
(この文章は、マインドマップ風構成図をもとにテキスト化したものです)
 
マインドマップ風構成図
 記事のもととなった構成図です。



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