簡単にできて実力のつく
自習の読書と
予習の対話。
そして、さまざまなオプション教材


 言葉の森で週1回作文を書くほかに家庭でやっていただくことは、毎日の読書と、毎週の対話です。
 この毎日の読書が自習です。そして、週1回の対話が予習です。

 もちろん、もっといろいろな自習をしたという人には、いろいろなオプション教材が用意されています。
 しかし、最低限やることは、読書と対話だけですから、どの家庭でも無理なくできます。そして、この読書と対話が、最も確実に作文力、国語力をつける勉強法なのです。

毎日の読書の仕方

 ほとんどの子は、毎日の読書をしています。
 しかし、読書の時間帯というものは独自に確保しておかないと、高学年や中学生になり忙しくなるにつれて読書をしなくなります。
 読書の時間としては、朝ご飯のあとの学校に行くまでの時間、夕ご飯のあとの夜寝る前までの時間などが確保しやすいと思います。

 毎日の読書を続けるためには、夕方の読書の時間などは、できるだけ家族全員で読書に取り組むようにします。
 テレビやビデオなどは、1週間のうちに合計何時間と決めて、その決めた番組を見るときだけつけるようにします。
 もし、これまでの家庭生活がそうなっていなかった場合は、家庭全体の生活習慣から変えることになりますから、少なくとも半年間は例外をできるだけ作らないという覚悟で取り組む必要があります。

 読書は、子供の好きなものを中心にします。親から見てくだらないと思われるものでも、子供が好んでいるものが最もよい本です。
 親が、親の目から見て読ませたいと思う本は、子供にとって難しい場合が多く、そういう読書をさせると読書量がはかどらないので、なかなか読書力がつきません。
 親が読ませたいと思う本は、寝る前の読み聞かせのときなどに親が読んで聞かせてあげるようにします。

 子供が本を読んでいたら、ときどき、「よく本を読んでいるね」「本を読むのが好きだね」と、読んでいること自体を肯定的に認めてあげましょう。
 すると、本を読むことが本当に好きになっていきます。



 

週1回の対話の仕方

 週1回土曜日の夕方などに、家族で対話をする日を決めておきます。もちろん、対話は毎日していくといいのですが、週1回はテーマを決めるような形で対話をするといいのです。
 対話の日には、子供が次の週に書く作文や感想文について話をし、子供の話に基づいて家族が似た話などを中心に話を交わします。

 対話でも、作文でも、音読や暗唱でも、親は子供に対して、決して注意はしないこと、いつもニコニコ褒めることが大事です。
 もし、どうしても注意したいことがあったら、その場でせずに、いったん教室に相談してから注意するぐらいにしてください。

 一回一回の対話は、雑談で終わったり、脱線したり、尻切れトンボで終わったりしてもかまいません。
 楽しい対話を心がけていれば、次第に家庭の中に対話の文化が育っていきます。

もっと自習をしたいときは、「課題フォルダ」の長文の音読を

 毎日の読書、毎週の対話以外に、もっといろいろな自習をしたいという人は、次のようにやっていってください。

 まず、「課題フォルダ」の毎週の課題の長文の音読です。できるだけ、朝ご飯前などの毎日確実にできる時間帯に、お母さんがご飯の支度をしているところなどで音読をしましょう。時間の目安は5分以内です。
 音読は、小さい声で読んでも、早口で読んでも、多少ふざけて読んでもかまいません。大事なことは毎日続けることです。
 音読を、朝の支度をしながら聞くともなしに聞いているお母さんは、音読が済んだあとに決して注意せず、いつもニコニコ褒めてあげてください。

 毎週の長文は、小学校3年生から、感想文課題のときの長文としても使います。感想文の課題の前は、必ず目を通しておいてください。

 毎日の音読や読書について、自習の記録をつけて励みにしたい人は、ホームページの自習表の記録の仕方を参考にしてください。



 

オプション教材による自習、「暗唱長文集」の暗唱

 オプション教材の「暗唱長文集」は、暗唱の仕方を身につけ、読解力、表現力をつけるための教材です。時間は10分ぐらいでできます。
 暗唱や音読のように短い時間で行う勉強は、できるだけ朝ご飯前などの確実に確保できる時間帯にやるようにしましょう。

 暗唱の自習ができたら、授業のときに先生に聞いてもらうことができます。

 暗唱の勉強が続けにくいときは、ホームページの暗唱のページや質問コーナーを参考にしてください。




オプション教材による自習、「読解マラソン集」の音読

 オプション教材の「読解マラソン集」は、毎週の長文の代わりに、又は毎週の長文と一緒に音読をするための教材です。
 毎月4週の清書の時間に、時間があまったときは、読解マラソン集の長文をもとにした読解問題をやることができます。



 

ほかにもあるさまざまなオプション教材

 言葉の森のホームページには、無料や実費で利用できるさまざまなオプション教材があります。

漢字のページ
百人一首のページ
英語の暗唱のページ
算数数学のページ
公立中高一貫校受験対策のページ
問題集読書のページ

 これらのページを利用して家庭学習ができれば、小中学生の間は、長時間塾に行く必要もなく数多くの通信講座を利用する必要もなく、親子で対話を楽しみながら能率のよい勉強ができます。
 そして、中学生まで家庭学習を中心にして勉強した人は、高校生になっても自分で学ぶ姿勢ができているので、希望する大学に入り、大学でも活躍し、社会に出ても活躍できるようになります。

   

最も大事なのは作文、読書、対話

 言葉の森は、さまざまなオプション教材を提供していますが、子供たちの勉強で最も大事なのは、作文と読書と対話です。

 勉強は、先取りしておけば安心だということはありません。
 大学入試に関して言えば、高校生でやる気になるかどうかがほとんどすべてです。

 では、小学校時代の自由な時間は何に使ったらいいのでしょうか。
 それは、自分の好きな分野をいろいろな試行錯誤を通して広げていくことです。

 小中学校時代の好きな分野が発展して、将来大学に入ってから専門に学ぶ学問のきっかけになります。
 そして、大学や大学院で専門の学力をその分野での第一人者になるぐらいに身につけることが、将来社会に出て活躍するときの強力なツールになるのです。




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