| ウサギとカメ ~その物語に学ぶ人生の歩き方 |
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| アジサイ | の | 滝 | の広場 |
| 拓馬 | / | ねき | 中3 |
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| 「うさぎとかめ」という物語を知っているだろう。要約すると、ウサギとカ |
| メが山のてっぺんまで競争して、早いけど途中で寝ちまったウサギに、遅いけ |
| ど努力したカメが勝ったという、「だからこつこつやれ」と言わんばかりの話 |
| である。今回はそのウサギとカメが何故、どのようないきさつで日本語を話せ |
| るようになったか……ではなく、そこから学ぶ、社会に成功するための方法を |
| 示す。 |
| この世に生まれて14年と9ヶ月ちょい('00年7月現在)の私の経験から語らし |
| てもらえば、悔しいが、こつこつやった奴が1番だ。そりゃあ確かに、毎日15時 |
| 間勉強に打ち込んでいれば、力はつくだろう。つくだろうけど、んなことでき |
| るハズも無い。そんなことできる者がいるのなら、その集中力をお願いだから |
| 、環境回復に役立てて欲しい。合計勉強時間が等しければ、テスト前1週間に5 |
| 時間ずつするより、毎日40分ずつやる方が力がつく。それに、5時間もずうっ |
| とぶっとうしはムリだ。必ずどこかで、緊張の糸が切れる。私は、どちらかと |
| 言えば前者なのだが、長くやっても中身がなければ意味が無いことを、テスト |
| の度にいつも痛感させられる。たとえ塾へ行っていなくても毎日こつこつやっ |
| ていて、テストの前でも少しまとめるだけ、という人にゃあ、かなわんぜよ。 |
| だからといって、常に少しずつ確実にやれば成功を収め、ハッピーエンドを |
| 迎えられるかといえば、そうでもない。それが人生の「ディフィカルトぉ」なと |
| ころである。人生には転機がある。そしてその時人は、瞬時の「爆発力」を求め |
| られる場合がある。突っ走って突っ走って、転びそうになっても、前方倒立回 |
| 転跳びをきめながらさらに走らなければいけない時がある。その時人は「ウサ |
| ギ」にならなければならない。そこで「私はこつこつやる」と言っても、「そうか |
| 。ならさよならだ」っちゅうことだ。「走れメロス」のメロスは、いつもはこつ |
| こつ派の一般市民なのだが、親友の命と妹の祝言のかかった3日間は、ほとば |
| しるほどヒートしていた。このようなことは、形は違えどいずれ皆くるだろう |
| 。 |
| とまあ、色々書いたが、それでも基本は「カメ」である。「ウサギ」では、どう |
| しても「体力」を使う。その「体力」を養うのが「カメ」である。バスケの試合だっ |
| て、どんなに上手くても、走り込みが足らなかったら体力不足でK.Oである |
| 。「カメ」で習得した「前方倒立回転跳び」のアビリティーがなければ、「ウサギ」 |
| の時、転んでしまう。それを防ぐため、常日頃は、「カメ」を意識して生きてい |
| こう。どんなに早くても、途中で寝ては意味がない。多少遅くとも努力をする |
| べきである。私はそう思う。だから私はそう生きていきたいと考えるのだ。 |