| いじめ撲滅 |
| アジサイ | の | 道 | の広場 |
| ○○○○ | / | うい | 高1 |
| 最近のいじめでは、昔のような上級生が下級生をいじめるのではなく、同級 |
| 生でのいじめがはびこっている。なぜそうなったのか。それは、人格形成の成 |
| される場である学校で、平等という建前によって競争することをなくそうとし |
| ているからだ。従来の競争することによって安定を保っていたのにもかかわら |
| ずだ。これからは、競争をなくすことを考えるのではなくて、フェアプレーの |
| 精神を高めてよりオープンな競争を提唱していくべきである。 |
| その為には、競争することに対してのイメージを変えなくてはならない。競 |
| 争に対してなぜ嫌悪があるのかと考えると、それははっきりと勝者と敗者が別 |
| れてしまうからだろう。勝者になることが確定しているのならいいが、多くの |
| 場合において勝負の先が見えることはない。誰もが敗者になることに恐れを感 |
| じているのだ。だが、たとえ敗者になったとしても後のアフターケアが良けれ |
| ば、そこから学び取ることは勝者になったときよりも多いはずだ。 |
| 確かにいじめという行為は許されるものではない。しかし、競争という結果 |
| 作られた順位付けはいじめという類のものではない。むしろ人間というものは |
| 誰しもが、心の奥底では順位を付けることによって、安定をするということを |
| 知っているし、またそれを望んでもいるのだ。一見間違っているようにも思わ |
| れるが、実はそれがいじめをなくす一番の方法なのだ。親友と呼ぶようになる |
| には、必ず何かをぶちまけ、相手のことを理解することが必要だ。現代社会で |
| はそのようにぶちまけることが競争なのだ。今、馴れ合いよりも刺激が求めら |
| れている。 |