先頭ページ
前ページ
次ページ
最終ページ
|   | 
世界に驚く能力の大切さ | 
|    | 
イチゴ | 
の | 
池 | 
の広場
  | 
|    | 
ユッコ | 
/ | 
あるろ | 
中1 | 
| 私達が、小さかったころ、「なぜだろう」と不思議に思ったことが、今にしたら当たり前に思えて知ったことはないか。では、なぜ、このようなことがおこ | 
| るのか。それは、「習慣」の問題だ。大人になるにつれ、世界のものに慣れっこになってしまうのだ。だから、あることが、だんだん当たり前のように思え | 
| てしまう。しかし、このような傾向は良くない。いつまでも、「なぜだろう」と疑問に思う気持ちは忘れてはいけない。 | 
|   | 
   では、具体的に例をあげて説明しよう。 | 
|   | 
   私が、小さいころの庭で遊んでいたときの話だ。普通の大きさのレンガと、レンガよりはるかに大きい発泡スチロールがあった。その2つを運ぼうと思い | 
| 、まず、レンガから運んだ。すごく重かった。次に、発泡スチロールを運ぼうとした。すると、すごくすごく軽い。軽すぎてびっくりした。 | 
|   | 
   「なんで、大きさはこっちの、“発泡スチロール”のほうが大きいのに……。重さは、軽いんやろう…・・。変だなー。」 | 
|   | 
   しかし、今になると、同じ大きさの“発泡スチロール”とレンガの重さはどっちが軽いと聞かれると、 | 
|   | 
   「発泡スチロール。」 | 
|   | 
   と当たり前のように答えられるだろう。また、理由を聞かれて答えられる人も、そう少なくはないと思う。 | 
|   | 
   また、こんなこともあった。朝、昼は明るく、夜は暗くなる。このことについてもとても考えたことがある。 | 
|   | 
   「夜になると、神様が暗幕を欠けるのかな。」 | 
|   | 
   「神様が、朝になるとおてんとさまをくっつけるのかな。」 | 
|   | 
   などたくさん考えた。しかし、今になると、 「太陽がのぼってくるから明るくなる。そして、太陽が沈むから暗くなる。」 あたりまえのような例のよ | 
| うに知らず知らずのうちに、真実を知っている。しかし、初心忘れるべからずと言うように、たまには、今は当たり前に思えてしまうことをもう一度、小さ | 
| いころのように戻って考えてみてはどうだ。このようにして、今、自分が知らない世界について疑問をもってみよう。いまの私達は、何かをなぜだろうと疑 | 
| 問に思う気持ちを忘れている。それは、いけない。要するに世界に驚く能力を持つことの大切さを忘れてはならない。 | 
|   | 
    | 
|   | 
|   | 
|   | 
|   | 
|   | 
|   | 
|   | 
|   | 
|   | 
|   | 
|   | 
|   | 
|   | 
|   | 
|   | 
|   | 
|   | 
|   | 
ホームページ