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清書:現代に、旅 | 
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イチゴ | 
の | 
峰 | 
の広場
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眠雨 | 
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うき | 
高2 | 
   旅、というとあまりいい顔をしない人がいる。家でほとんどの用事が済んでしまう文明の進歩ゆえか、現代人はその傾向が強い。だが旅の楽しみは、かつ | 
| てと比べいささかも損なわれたわけではない。 | 
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   旅は移動することそれ自体が、色々の目的となる。その中に共通するのは、新鮮な体験が心に与える効能に、なんらかの期待を持っているということだ。 | 
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   旅といえば、学校の修学旅行が思い当たる。が、これは体制に若干の問題がある。与えられたコースのタビでは、成長につながる新しい発見はない。外界 | 
| に対する柔軟性のある人間への、人格形成においても旅は有効なのだ。「生まれて始めて故郷を出で、飛び立つ思ひなり」とは中原中也が東京へ出た当時の | 
| 日記である。この素直な外世界への情熱と憧れが、現代に毒されて暮らす、我々には必要とされている。 | 
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