| 矛盾 | 
| アジサイ | の | 滝 | の広場 | 
| 達樹 | / | らつ | 中3 | 
| いつから世の中が矛盾を恐れるようになったのか知らないが、頭から悪いも | 
| のと決めてかかっている人が多い。しかし、矛盾には良いものと悪いものがあ | 
| り、嫌われる、いわゆる矛盾は、良いものを除外して考られている。また、矛 | 
| 盾が不毛だと知られてしまうと、われもわれもと論理性へ走る。論理が前提に | 
| しているのは、同一次元での一貫性のある連続である。一筋に論理の糸がつな | 
| がっているのが純粋で、美しいと感じられる。これなら、対立や撞着もしのび | 
| こむ余地がなくて安心である。しかし、このように戦々恐々として一筋を守ら | 
| なければ乱れてしまうとしたら、論理とはなんと貧寒なものだろう。 | 
| 私は、私の中学校きっての悪ガキである。そのために学校の先生の八割が私 | 
| の事を知っている。廊下で会う度に、「おい、蒲原、もう教員会議に名前を出 | 
| させるなよ。」と、よく言われます。最近、私のクラスでS君とI君が殴り合 | 
| いの喧嘩をして、私と悪友達は、「ウゼーから、他の場所でやれ!」と言ったと | 
| たんに喧嘩が終わり、その喧嘩の事で教員室に呼ばれ、先生にその喧嘩を止め | 
| たのが私達と知ったとたんにその先生は、「いつもならS君とI君を殴り潰し | 
| てたのにどうしたの?」と、言われてしまいました。でも、私達が丁寧な言葉 | 
| で、「やめてください」と、言っていたら見ていたみんなは普通に止めてつまら | 
| ないだろう。しかし、私達は、「他の場所でやれ」と、言ったので喧嘩を続ける | 
| のか、続けないのかと見ているみんなは期待が膨らむ。これは、論理的に正し | 
| い事と論理的に間違っている事を混ぜて言ったのでおもしろみが出た。 | 
| このように論理的に正しい事と論理的に間違っている事を混ぜて言うとおも | 
| しろみが出てくる。だからこれからは、論理的に正しい事と間違っている事を | 
| 混ぜて言うと良いのではないだろうか。 |