| まず見ろ |
| イチゴ | の | 谷 | の広場 |
| 幸子 | / | あさも | 中2 |
| 見テ 知リソ |
| 知リテ ナ見ソ |
| とは、見てから知るべきである、知ったのちに見ようとしない方がいい、と |
| いう意味であるが、知識が頭の中にあると、素直に見ることが困難になってく |
| る。確かに知識を得る必要はあるが、知識のために柔軟な感覚を失ってはなら |
| ない。 |
| 妙な先入観でモノをみることがある。今の歴史の先生は、非常に教えかたが |
| へたで、隣りのクラスではやってないことを、やる。それはいいのだが、量が |
| 多すぎる。すると、ウチのクラスはいらんテスト勉強までしなくてはいけなく |
| なる。せめて、「ここはテストにでないよ」とくらい言って欲しかった。んで |
| 、ある日、その先生が、東大大学院の出だと聞いて、一部の人は悪口(?)を |
| 言わなくなった。(・・・私は、頭がいいからって教え方がうまいとは限らな |
| いなあ、と思ったんだけどね・・・) |
| 私も外見で人を判断してしまう。この場合、「顔」や、「体格」が先入観とな |
| るのだが、四角い顔で、パンチパーマで、左頬に縫いあとがあって・・・なー |
| んていうのは、いかにも、「オレはヤクザだああああああ!!」と自分で叫んで |
| いるようなもんである。しかし、意外といい人だったりもする。例えば、四角 |
| い顔とパンチパーマは生まれつき、左の頬の縫いあとはころんだ時についてし |
| まったのを縫った・・・などである。 |
| 確かに先入観というのは大切だが、見てから知るべきである。でないと、芸 |
| 術品などでは、新人の作ったいいものはボツ、元プロの作ったヘボ品が入選、 |
| などになって、期待の新人をひとりつぶすことになる。だから、見てしるべき |
| なのである。 |