| 部屋はきれいに! |
| エンジュ | の | 村 | の広場 |
| はるる | / | くあ | 小6 |
| 私は改めて自分の部屋に行ってみた。明らかに急激に片づけたとバレる気が |
| する。日常とは違う、とってつけたような空気が充満している。やがて、先生 |
| がやって来た。入ってくるなり「お、きれいに片づいているなァ」普段はもっ |
| とちらっかているだろう?」と痛いところを突き、私と母は赤面した。先生は |
| 、私の机を上見て、「お、机の上もきれいになっているね。だけど引き出しの |
| 中はどうかな」と言って引き出しを開けた。それを見た先生は、プッと吹き出 |
| し、私と母はますます赤面した。先生が去った後、母は私に「アンタ、もっと |
| しっかりしなきゃだめじゃないの」と、予想通りの小言を言った。 |
| 自慢ではないが、私の部屋は、四年生までは汚かった。お母さんは、私の部 |
| 屋のことを、「ブタ小屋」とよんだ。しかし、いまは違う。一日一回は掃除機 |
| をかけるし、拭き掃除もやってしまう。だから、いつもぴっかぴか!!!のは |
| ずなのだが、ついつい、汚くしてしまう、、、、、、。なんと、私は、たった |
| 一日で部屋を「ブタ小屋」にできるのだ!!!(おいおい、、、、、、。) |
| 私が四年生だった頃、私の部屋は、汚いだけじゃ言い表せないくらいきたな |
| かった。机はあるが、勉強をするためにあるのではない。ものを置くためにあ |
| った。私は、自分の部屋を見るたびにため息をついた。 |
| 「ああ。こんなのでいいのだろおうか、、、、、、。」 |
| と、思った。ちりもつもればやまとなる。ゴミ箱のゴミも、もう満杯だ。そ |
| してついに私は、部屋を片づけはじめた。 |
| あのあと、私の部屋は、見違えるほど、きれいになった。やはり、「自分の |
| 居場所」がきれいだと、気持ちいい。しかし、引き出しの中は、、、、、、。 |
| さあ、家に帰ったら、片づけなくっちゃ! |